
戦後まもない北九州の炭鉱で起きた、不可解な連続怪死事件。
現場に現れた黒面の狐は、人なのか、人にあらざるものなのか?
炭鉱(ヤマ)で働く屈強な男たちの心を、次第に疑いと恐怖が蝕んでいく。
真相を知るのはただ、ヤマの神と、黒面の狐のみ……?
ホラーミステリの名手・三津田信三の傑作長編『黒面の狐』の刊行を記念して、作品にまつわるクイズと特別書下ろしショートショート「ある老炭坑夫の話」をお届けします。
“ネタバレ”はありませんが、本作を読み終わってからの方が、よりお楽しみ頂けます。
問題 炭鉱住宅で死んでいた三人の男たちは、どんな縄で首を縊っていた?
A 釣瓶縄(つるべなわ)
B 注連縄(しめなわ)
C 棕櫚縄(しゅろなわ)
D 極楽縄(ごくらくなわ)