本の話

読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア

キーワードで探す 閉じる
40代出産の楽しみ方<br />大田垣晴子×内田春菊

40代出産の楽しみ方
大田垣晴子×内田春菊

「本の話」編集部

『40歳! 妊娠日記』 (大田垣晴子 著)

出典 : #本の話
ジャンル : #随筆・エッセイ

内田  うわー、すごい。こんな絵を下書きなしで描いちゃうんだ。3Dの写真撮ってくれるところって、まだ国内じゃ少ないんですよね。顔が浮かびあがるのがすごい。

大田垣 かわいいのかどうなのか微妙ですよね。先生に「かわいいねえ」って言われて、「え、これかわいいの?」って。

内田  かわいいですよー! ほんとかわいい。私も、お腹の中の子がくるっとこっちを向いた時の顔、知らない人が見たらトカゲみたいに見えるんだろうけど、「なんてかわいいんだろう」って思った、本当に。お金の話も載ってたけど、診察で毎回1万円とかって、払えない人もいるよね。ヤンママとか、お金ないからって8カ月になるまで診察行かない人もけっこういる。大田垣さんの日記見てると、キャピッとしたところが全然ないですよね。

大田垣  某妊婦雑誌の「みんなの妊娠日記」っていうのがあるんですけど、みんなキャピッとしてて「怖い」と思って。

内田  ああいう本読んでる人達って、あんなにキャピキャピしてるくせに、記念の妊婦ヌードとかいうと平気で素っ裸になっちゃうの。しかもその撮影に旦那さんが付いて来るっていうからすごい話ですよ。一時期、「よその奥さんのヌード見るなら妊婦雑誌だな」って思ってた(笑)。

大田垣  記念にという気持ちはわかりますけどね。あと、友達で、毎月お腹がふくらむのを同じ位置で写真撮っている子がいましたね。出産の時は、夫は全然写真を撮ってくれなかった。怖くて見ていられないって。

内田  出産シーンを見ると、その先男と女になれないって人もいるから、その人のタイプにもよると思う。私も今の連れ合いに「出産に立ち会う」って言われた時、まだ付き合いが浅かったから、「え、大丈夫かな」って思ったもん。ある程度全部見て大丈夫な人とそうじゃない人がいるから、無理強いはよくないかもしれない。

大田垣  夫は最初は「嫌だ」って言ってたんですけど、途中から「行こうかな」と言い出して。ほかの子持ちの人達と話しているうちに、行かなきゃダメかなって思ったのかも。

40歳! 妊娠日記
大田垣 晴子・著

定価:1155円(税込) 発売日:2011年04月23日

詳しい内容はこちら

プレゼント
  • 『もう明日が待っている』鈴木おさむ・著

    ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。

    応募期間 2024/3/29~2024/4/5
    賞品 『もう明日が待っている』鈴木おさむ・著 5名様

    ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。

ページの先頭へ戻る