2015.09.01 特集

世界が認めたスタア・バー、岸久のシグネチャー・カクテル(1)
ジントニック…ニンジャ・アイスが影の主役

『スタア・バーのカクテルブック』 (岸久 著)

銀座1丁目、並木通りにあるスタア・バー。 「IBA 世界カクテルコンクール」で日本人初の世界チャンピオンとなった岸久の作るカクテルは、世界で注目を集めている。 海外からも高く評価されている岸のカクテルには、どんな工夫が凝らされているのか。5回に渡りスタア・バーの魅力的なカクテルを紹介する。

ジントニック
写真 山口規子
『スタア・バーのカクテルブック』 (岸久 著)

【レシピ】
ジン(ビーフィーター47度) 45ml
トニックウォーター(シュウェップス) 70~80ml
フレッシュ・レモンジュース 5ml

【作り方】
極薄グラスに氷の角柱(ニンジャ・アイス)をセットし、冷蔵庫に入れておく。少し溶けてゆるむので、注文が入るとグラスの底から1cmほど氷が浮いた状態のものを選ぶ。溶けた分の水を切り、ジンとレモンジュースを入れる。グラス内の空間を満たすようにトニックウォーターを注ぎ、氷をバースプーンでゆっくり回転させて混ぜる。

◆“スタア・バーのニンジャ・アイス”として知られる、タンブラーの形に合わせてカットした角氷。なぜニンジャかというと、空のグラスに入っているときは見えるのに、液体を注ぐと消えてしまうからです。そんな氷を作るのに8年かかりました。「ニンジャ・アイス」と名付けたのは外国の方です。この氷を回して攪拌すると、きめ細かい泡が立つので、のど越しにさわやかな味わいを残します。

岸 久(きし ひさし)

1965年、東京都生まれ。大学時代のアルバイトを通じてバーテンダーの世界へ。銀座の会員制老舗バーで修業し、1996年に「IBA 世界カクテルコンクール」で日本人初の世界チャンピオンになる。2000年12月銀座1丁目に「スタア・バー」を開く。2008年「現代の名工」に選ばれる。2014年秋、黄綬褒章受章。2012年より日本バーテンダー協会会長。著書に『スタア・バーへ、ようこそ』『DVDカクテルの楽しみ方BOOK』(監修)がある。

スタア・バー・ギンザ
東京都中央区銀座1-5-13 三弘社ビルB1F
http://starbar.jp/

スタア・バーのカクテルブック
岸 久・著

定価:本体1,100円+税 発売日:2015年08月20日

詳しい内容はこちら


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