2015.08.11 書評

パリジェンヌはなぜおいしく食べて、太らない? そしてイキイキしているの?

文: 米澤 よう子

『体も心も暮らしも心地よくする美習慣 パリジェンヌ流シンプル食ライフ』 (米澤よう子 著)

フランス人の人生観こそが暮らしを豊かにする

米澤よう子東京生まれ。女子美術短期大学造形科卒業。グラフィックデザイナーとして広告制作会社に勤務した後、1993年にイラストレーターとして独立。大手企業の商品パッケージや広告ビジュアル、女性誌や書籍、WEBのイラストなど多媒体で活躍。2004年から2008年、拠点をパリに移して日仏で作品を発表。特にパリの高級百貨店、ボン・マルシェでの個展は高い評価を得た。帰国後、独自の目線で「パリジェンヌのおしゃれ術」を解説したイラストエッセイを多数刊行し、幅広い層から支持を集める。著書に『パリジェンヌ流おしゃれライフ―いつもの世界が輝きはじめる36の方法』(文藝春秋)、『パリ流おしゃれアレンジ!1~3』(KADOKAWA/メディアファクトリー)、『大人のパリ流定番おしゃれ』(宝島社)などがある。HP www.paniette.com

 パリ生活でのいちばんの学びは、シンプル食を「ごちそう」に変えるのは自分次第だということ。食のよろこびや気づきが毎日あれば、体から心へ、暮らしへも心地よさが広がります。私はこれこそがフランス人の人生観、「生活のアート(Art de Vivre)」だと覚え、本書にちりばめたつもりです。

 フレンチ自炊は、10年経過した今も続けています。高温多湿な日本ではよりライトな仕上がりが気候に合うため、自分なりにアレンジ。そのプロセスも料理の面白さと知りました。個人的には、買い物環境が整う日本での自炊の方がより楽しめており、自作のレシピをつけました。

 シンプル食生活から、「太らない」どころか、体重が15キロ減った今、身をもって感じるのは、自分が軽快でいられる数値になったこと。以前はおっくうだった行動が、体が軽く楽に動けるようになったのです。

 女性にとって、ダイエットが気になるのは日仏同じ。でも、シリアスにならずに、日常のシンプル食を自発的においしく食べる術を身につければ、日々イキイキと過ごせて、無理なく自然にウエイトコントロールできる。それもパリジェンヌたちから学びました。

「パリジェンヌ主義」を貫きつつも、この一冊には、食への様々な楽しみ方の提案を入れています。どのページからでも、まずはお気軽に見て読んでいただければ幸いです。

体も心も暮らしも心地よくする美習慣 パリジェンヌ流シンプル食ライフ
米澤よう子・著

定価:本体1,300円+税 発売日:2015年07月25日

詳しい内容はこちら



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