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婚礼の日の朝、千春の頬を伝う涙の理由を兄・麻太郎は摑みかねていた。「かわせみ」の若者たちに訪れた転機と事件を描く全五篇収録。
二〇一八年の東京。「満洲国の人間」を自称する謎の老人達が、若者を手先に使い次々と凄惨なテロを仕掛けるが…一気読み必至の長篇。
惜しまれつつ急逝した著者最後の文庫本。信長の着想力も、秀吉の魅力もない家康が何故天下人になりえたのか、その謎に挑んだ意欲作。
夕子に羨ましがられながら、「赤白歌合戦」審査員を務める宇野。「何か起こる」と予言した通り、本番の舞台裏で事件が……。全七篇。
昭和四年。慶應本科に進んだ著者の父は、人生に大きな影響を与える知の巨人――折口信夫と西脇順三郎の謦咳に接し、青春を謳歌する。
大ベストセラー『教団X』や『私の消滅』など代表作に埋め込まれてきたエッセンス、そのすべてが揃った究極の掌編集。
長屋の空き家から見つかった金無垢の根付。歴代の持ち主は小籐次ゆかりのお大尽を始め、有名人が絡んでいる。騒動の決着はいかに!?
作家生活三十年の中から生まれた人生に役立つ金言格言集。恋愛、結婚、仕事、家庭をテーマに林さんの人生観が投影された言葉が満載。
カルピスが薄かった幼き日に思いを馳せ、こしアン派かつぶアン派かで人物像をプロファイル。食へのあくなき好奇心と観察眼は健在!
“人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”でおなじみ「週刊文春」の人気連載、文庫本第二弾! 酒井順子さんとの対談も収録。
内憂外患の現代日本。いま指導者に求められるのは「国民は女性だと考えること」。身近な話題から国際問題まで縦横無尽に解きほぐす。
大瀧詠一に続き健さんや菅原文太も見送った二〇一四年。一方でハリウッドの傑作や若手女優の作品も堪能。週刊文春好評連載を文庫化。
不条理を利用せよと女子を慰め、寿司の写真を見て涙を流し、男の優しさの先にあるものを時に齧りたくなる…壇蜜の日常はさらに続く。
おもてなしが大好き、お金はなくても「毎日が小春日和」。夫婦二人合わせて一七一歳、半自給自足のキッチンガーデンの暮らし。
雪山に建つ「景観荘」の惨劇から三十年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力「かがやき」を持つ少女と彼は新たな敵に挑む。
ベストセラー『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』に新章七章を書下ろし、改題。衝撃の未来予想図。池上彰さん新解説も!