作品
職場で強制される健診。だが統計的に効果はなく、欧米には存在しない。むしろ過剰な医療介入を生み、寿命を縮めることを明かす。
『やりくりアパート』『頓馬天狗』などで絶大な人気を誇った著者による昭和のテレビ芸能史。美空ひばり、高倉健、三木のり平も登場。
天才坊やとして早くから注目された勘三郎。渋い脇役の家に重い期待を背負って生まれた三津五郎。対照的な二人の芸と人生を描き出す。
芝居の世界に身を捧げ57歳で早世した十八代目中村勘三郎。不世出の歌舞伎役者を幼時から知悉する作者だけが知る素顔の名優の姿。
「相手がどこにいようと毎日会っていた」という太地喜和子との恋の真実を始め、知られざるエピソードの数々で描く稀代の名優の生涯。
「摘出が最も確実」「放置すると転移する」「早期発見・早期治療が鉄則」という誤りを正し、個別の症例に応じた助言を提供する。
飼い猫についてや、水羊羹に関する薀蓄。また、痴漢に遭った話などなど。中でも傑作は男性評の数々。著者の肉声が聞こえてくる
材木問屋の若旦那、栄次郎は、絵草紙の人気作家を志すあまり、馬鹿馬鹿しい騒ぎを起こして……歌舞伎にもなった直木賞受賞の傑作
勘九郎から勘三郎へ、新しい歌舞伎の時代が始まろうとしている。その新・勘三郎の魅力を、写真とエッセイで縦横無尽に解きあかす
「連獅子」の稽古、勘三郎はうまく踊れぬ十三歳の勘九郎に何度もやり直しを命じる。父から子、子から孫へと引きつがれる芸の厳しさを、弟子達のエピソードを交じえて描く。(中野翠)
人気役者中村勘三郎が急死した。彼を慕い、尊敬していた瀧井山三郎は、事件の裏の謀略に気づくが。著者渾身の書き下ろし時代小説
日毎に変る天気のように、芝居も生き方も気分次第。NHKアナウンサーだった著者が、三十年にわたるつきあいを通して知りえた、歌舞伎役者中村勘三郎の知られざる素顔。(諸井薫)
『連獅子』の稽古で勘三郎はうまく踊れぬ十三歳の子、勘九郎を何回も蹴落とす――中村屋親子三代に見た厳しい芸の世界と親子の情
中村勘三郎に密着すること三年。滋味あふれる芝居のはなし、芸のはなし、青春譚から岳父や先輩役者たちの芸談、エピソードなど、独特の話術を克明に再現する。(戸板康二)
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