作品
定年後に何を読むかは重要な課題だ。それに応えて余りあるのが本書だ。この1冊があれば、古典も歴史も90歳を過ぎても読了しない。
・既刊から180度発想を転換し、時代を象徴する出来事に遭遇した人物にスポットライトを当てることにしたーー保阪正康 ・本書に収録した記事は(中略)日々忙しく暮らしている一般の生活者に届けようとしたジャーナリズムの成果であるーー辻田真佐憲
子母澤寛、江戸川乱歩、金子光晴、今東光、尾崎士郎、海音寺潮五郎、横溝正史、山本周五郎、井上靖、柴田錬三郎ら13名を家族が語る
自他ともに認める時代小説好きの3人が「はじめて時代小説にめざめた一作」「いろいろ読んできて、現在、最高と思う作品」を厳選
散逸した武芸帳を巡り、柳生新陰流と疋田陰流、竜造寺家再興を目論む夕姫たちが繰り広げる死闘、激闘。これぞ、剣豪小説の醍醐味
武芸の各流派には、それぞれ奥義の太刀がある。各流剣の秘術創始にかかわる戦慄のドラマを流麗に描破した七つの剣豪小説集である
廓で他藩の留守居役から辱められた武士を救った華魁の気転、それが悲劇の始まりだった。異色の短篇集。「妻よ許せ」「遣らずの雨」「紅帳」「横笛」「こぼれ松葉」他四篇。(桶谷秀昭)
岡本武蔵と平田武蔵。共に剣の道を進み、京で、江戸で複雑に絡み合う。果して巌流島で佐々木小次郎を倒すのはどちらの武蔵なのか
坂本龍馬を斬殺した事実を死の直前まで明かさなかった孤独の剣客の心底を描く表題作を始め、著者会心の時代小説集。「刺客」「密書」「自日没」「小次郎と義仙」「朱鞘坊主」他六篇収録。
物語の忠臣蔵とは全く異なる史実を探り出す表題作はじめ「雪の刺客」「上意討ち」など、剣をめぐる様々な人物を描いた八篇を収録
当たらない手相見の五味康祐、気むずかしい五味川純平、汚い着物の檀一雄……少女の頃、養母の経営する旅館で垣間見た作家たちの素顔をいきいきと描く傑作エッセイ!(嵐山光三郎)
当たらない手相見の五味康祐。目を閉じて廊下を歩く柴田錬三郎。少女の頃、養母の経営する旅館で垣間見た、作家たちの素顔と奇行
妻や子供が語る作家の素顔。色川武大、島尾敏雄、柴田錬三郎、五味康祐、新田次郎、海音寺潮五郎、高見順、金子光晴、梅崎春生等
動乱の幕末に英国公使から派遣された密偵ワサは、将軍の密命を帯びて渡海していた公儀隠密だった。尊王、佐幕、日本の植民地化を企む列国が相争う三巴の中でワサは何を狙うのか。
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