作品
正岡子規の直弟子ながら、高浜虚子の系統に抹殺された伝説の俳人・河東碧梧桐―その生涯を通じ短詩形と書字の深淵に迫る著者集大成。
2022年映画ランキング発表! 第1位は『トップガン マーヴェリック』
明治の文人から昭和の作家まで既にこの世にない人の書きものを通じ現在を照射する、深い知識と観察眼が冴える珠玉の随筆二十二篇
『リア王』主役の依頼がきてから千秋楽までの役作りを自ら克明に綴った凄まじいまでのドキュメント。黒澤明、伊丹十三との交友録も
「昭和二十五年五月五日の正午。戦争を生き延びたら、西郷さんの銅像の下に集まろう」。それが卒業式で交わした”男の約束”だった
放火、殺人、強盗傷害から犬の茶碗窃盗まで、住宅地で起きる事件を黙々と捜査する、目黒署新米主任と「刑事独立愚連隊」のデカ部屋グラフィティー。(著者インタビュー・伊丹十三)
今日は岸田先生による精神分析の講義。質問する生徒は伊丹十三さん。人間は本能が壊れた動物だ、から始まり、男と女の性のこと、果ては日本人の精神構造にまで議論は沸騰。(吉本隆明)
「僕ならこう死ぬ……」をテーマに人間にとって永遠の問題「死」を扱った伊丹監督の話題作撮影開始までの着想、取材、日常を詳述する
人間は言葉でできているから、自分自身を言葉にするとスッキリする。自分を模索するあなたに人生相談、読書案内、映画論など多角的な視点から自分自身に出会うヒントを与える。
フランス料理の作り方を紹介し、お客と共に賞味して育児論、日本人論、進化論、都市論、映画論の知的対話を愉しむ。オールカラー
これは現代の落語だ。談話の活字化では日本一と定評の著者が、文豪の脱毛の悩み打明け話、天皇陛下のステテコ姿目撃談、朝鮮漬製造に七年かかる話など、人事の滑稽と悲惨を公開。
育児について語ることは、そのまま親の生き方について語ることである。つまり、人間とは何か、人は何のために生きるか、の問いに答えながらユニークな体験的育児論を展開する。
あらゆる料理の基本となる四面体のモデルを知れば、料理のレパートリーは無限にひろがる。独創的な美味を発見する摩訶不思議な本。いわく、「ステーキはサラダである」。(伊丹十三)
選挙の票読み、蜜柑のむき方、オムレツの作り方、女の生理の不思議、天皇の日常生活などなど、談話取材の名人が耳寄りな面白い話題ばかりを拾って提供する現代の世間話。
これを読んでニヤリとしたらあなたは本格派です。映画、服装、料理、音楽等、あらゆるテーマに個性的かつ明確な批評を下し、“ほんもの”の厳しさを教えるエッセイ
長髪の論理、犬の生涯、浮気論、わが思い出の猫、運転手の論理、香水、ザ・ネイミング・オブ・キャッツ、うぬぼれかがみ、鼻の構造、脱毛など三十四篇のしゃれたエッセイ。
女へのやみがたい思慕を心に秘めながら、しかもすべての女に倦怠した著者が、やさしき毒をもって語る好随筆。これはまたまだ見ぬ妻に宛てた男の求愛の歌でもある
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