作品
毎年命日近くに催される菜の花忌シンポジウム。親交があった人、作品を愛する人、様々な識者が語らう「司馬さん」。文庫オリジナル。
記者会見や授賞式、結婚式などで知られる東京會舘。大正十一年の落成から改装を経ての再開まで、昭和、平成と集った人々を描く長編。
芝居の世界に身を捧げ57歳で早世した十八代目中村勘三郎。不世出の歌舞伎役者を幼時から知悉する作者だけが知る素顔の名優の姿。
光を失いつつ美濃屋の主として忙しい日々をおくる信太郎と、その身を案じるおぬい。ある日、江戸を大きな揺れが襲う。感動の傑作
「文藝春秋」に掲載された良質な歴史エッセイ、手記、回想録で読む幕末維新の人物史。龍馬が、西郷が、勝が、新選組が、いまあざやかに甦る
明治十九年、樋口奈津は歌人・中島歌子の門下生となる。やがて小説家を志し、樋口一葉として輝かしくデビューするまでを描く青春記
ノスタルジーをさそう言葉集。日常の品や習慣、文化、逸話を短く紹介。「お膝送り」「さつまの守」「トッポイ」など精選86
ナマズで一儲けをたくらむ小悪党、酒におぼれる藤田東湖、想い出の品を隠した吉原遊女。大地震をめぐる庶民の悲喜劇を描く傑作短篇集
瀬戸内に浮かぶ沖家室島(おきかむろじま)。人口の7割を老人が占める島で、人口は底抜けに明るく、逞しく生きている。現代日本の死生観を問う力作
別役実、出久根達郎、畑正憲、関川夏央、柴門ふみさんら、日本エッセイスト・クラブに所属する著名人35人が紹介する「マイ・ベスト・ブック」
四迷、天心、独歩、夢二、魯山人、栃錦、三平など、信ずる道に生き死んだ彼らの言動集。前著『百貌百言』に続く感動の人生百科です
筆頭老中の座を巡る陰謀深慮と将軍暗殺未遂事件。狙われた大奥の美しい姫君を救うため、猫の似づら絵師・銀太郎が仲間と奮闘する
夫婦、恩人、子供、親,忘れえぬ人――江戸で互いに身を寄せ合いながら暮らす庶民たちの細やかな情愛が、大地震によって交錯する
匂いの達人、穴掘り泥棒、人探しの名人に怪物経営者……。「隅っこ本」に登場する異能の人々の極意とは? 大好評エッセイ第三弾
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