作品
太平洋戦争では、様々な極限のドラマが生まれた。その中から、山本五十六の戦死にからむ秘話などを証言者を得て追究した戦争の真実。
昭和19年、巡洋艦「阿武隈」の機関兵はなぜ小樽郊外の山で死んでいたのか? 謎を秘めた人の生の奇妙な一面を掬い上げた七短篇。
昭和19年、巡洋艦「阿武隈」の帰還兵はなぜ小樽郊外の山で死んでいたのか? 謎を秘めた人の生の奇妙な一面を掬い上げた七短篇。
日本に憧れ、ボートで利尻島に上陸した一人のアメリカ人の体験を通して、開国に向けての意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説
軍用飛行機をバラせ……戦時下の緊迫した海軍航空隊で、若き整備兵が背負った過酷な運命とは? 初期の力作長篇が待望の再登場
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き百篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。
現役河合塾英語講師が、30余年に亘り心の支えとしてきた池波エッセイ、池波小説のすべてを語る。生誕100年を寿ぐ名作誕生!
ライト兄弟が世界最初の飛行機を飛ばす何年も前に、独自の構想で航空機を考案した奇才・二宮忠八の波乱の生涯を描いた傑作長篇
歴史に材を得て人間の生を見すえた力作。「三色旗」「コロリ」「動く牙」「洋船建造」収録。(曾根博義)
〈納棺夫〉とは、永らく冠婚葬祭会社で死者を棺に納める仕事に従事した著者の造語である。「生」と「死」を静かに語る、読み継がれるべき刮目の書。(序文・吉村昭 解説・高史明)
明治二年三月、宮古湾に碇泊する新政府軍の艦隊を、旧幕府軍の軍艦「回天」が襲う――歴史に秘められた事実を掘り起こした傑作長篇。
「郷土を渡すな。全員死ぬのだ」陸軍二等兵として祖国の防衛戦に参加した比嘉真一。その体験を通し沖縄戦の凄まじい実相を描く長篇。
「節子よ、僕の許を離れるな!」便箋から浮かび上がる作家の決意、孤独、希望、いたわり、愛――夫婦で交わした書簡から辿る軌跡。
「昭和史」に続き半藤氏が月刊「文藝春秋」の記事を通して平成を語る。半藤氏が選んだ三十二本の記事を全文掲載。平成史の決定版。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。