作品
淡々と記された人々の動きに宿る「人間くささ」。優しい眼差しで美しき“昭和”を描き出す。
明治以来、日本には多くの無私の人、潔い人、天晴れな人、つまり「美しい日本人」がいました。厳選した73人の生き方が、胸に迫る!
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き百篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。
東京の郊外に住む年老いた夫婦を見守る三人の姉妹。そして母の死はゆっくりとやってくる。昭和に生きた人々の息遣いが聞こえてくる
不登校になった美緒は、盛岡の祖父の元へ向う。羊毛を手仕事で染め紡ぐ作業を手伝ううち内面に変化が訪れ…。家族の再生の物語。
作家としての軌跡、思い出交遊録、愛され続ける作品、家族が見た素顔ー向田邦子とその作品の魅力を語り尽くした、永久保存版の一冊。
没後40年を迎えてなおファンの多い向田邦子作品を伊吹有喜、平松洋子、酒井順子、一穂ミチらが検証。
夏目漱石、太宰治、中原中也、川端康成……文豪たちの、教科書には載らない人間臭い素顔を、文藝春秋創業者・菊池寛が教える。
家出をした高二の美緒は盛岡で毛織物の工房を営む祖父の家に駆けこむ。雲を紡ぎ、光を染め、風を織る中で少女は希望を見つけていく。
高度成長期の終わり、同日同病院で生まれた幼なじみの律と鈴愛。夢を抱え、バブル真っただ中の東京に出た二人を待ち受けるのは……。
男装の麗人とも、東洋のマタ・ハリとも呼ばれたその数奇な一生を、新進女性シンガーが東大修士論文を元に描き尽くした一女性の生涯
丸の内に勤める小瀬家の長女、公子は、画家の片岡と知り合い惹かれていくが…向田邦子をこよなく愛する著者が初めて描く昭和の恋
日常の中で普通の人々がポロリと見せる意外な一面を、鋭くも温かい観察眼とユーモアで綴る。何度でも読み返したい名エッセイ集。
荷風、百閒、澁澤龍彥、吉行淳之介…食にまつわる不安と喜び、恐怖と快楽を描いた傑作の数々。次代に伝えたい「食べる」という教養。
文春文庫から電子書籍化されている作品から、時代、ジャンルをこえて魅力的な作品100冊を選び『文春文庫 電子書籍ベスト100』を制作しました。
すぐれた人間観察を筆にのせ、人々の素顔を捉えて絶賛を博した著者が、最も脂ののりきった時期に遺した傑作揃いのエッセイ集。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。