作品
三十代前半独身、声優になる夢に破れた未來は、祖母が生まれた台湾へ渡り、ひと癖もふた癖もある台湾の人たちと祖母の故郷を目指す。
一本の作品の話をすると、別の作品を思い出す。細部について語り出すと映画の話は止まらない。ぴあアプリ連載の名エッセイ書籍化。
悲しみを抱えていると傍目にわからない五人の主人公たち。『昨日壊れはじめた世界で』が話題のオール讀物新人賞作家、渾身の短編集。
認知症を患う東昇平。遊園地で迷子になり、入れ歯は次々消える。ときにユーモラスな事態を起こしながら、病気は少しずつ進んでいく。
高倉健さんが亡くなって2年。日本映画の黄金時代そのものだった昭和の大スターの、清廉高潔な生き方と魅力を余すことなく伝える追悼
丸の内に勤める小瀬家の長女、公子は、画家の片岡と知り合い惹かれていくが…向田邦子をこよなく愛する著者が初めて描く昭和の恋
野坂昭如さんとの往復書簡。熱くて激しいメッセージ、涙なしには読めません。阿川佐和子、吉永小百合、瀬戸内寂聴ほか37人と。
理不尽な形で主家を滅ぼされた下級武士・金丸強右衛門。戦国から江戸に世の中が変わっても逞しく生きる道を探す新しい武士像を描く!
時効撤廃を受けて設立された「特命捜査対策室」。たった一人の捜査員・水戸部は退職刑事を相棒に未解決事件の深層へ切り込んでゆく。
映画界に活気が戻りつつあります。映画は時代を映す鏡。新鮮な感覚の「面白映画」の魅力をとことんお伝えします!
大正末期、旧制中学に通う少年は創作への夢を抱き、児童文学の現場で活躍する若者たちと親交を持つ。文化薫る著者の父の評伝風小説。
東大コンプレックス嵩じて吃音症に陥り帰郷した青年と、心優しき花石の人たち。東北方言と至高のユーモアで読ませるザ・青春小説
「あの名作のモデルはこの女性?」写真家・樋口進が秘蔵していた門外不出の写真と、川本三郎による評論。65人の作家の素顔!
真珠湾を描くハリウッド大作で黒澤はなぜ解任されたのか。米側の資料からその軌跡を再現した迫真のドラマ。大宅賞ほか3賞を受賞
向田邦子の見た「昭和」とはどんな風景だったのか。子供時代を夕張で過した作家は「昭和の町」で何を感じるのか。昭和を立体的に論じる
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