作品
誰かが私に囁いたのだ――おまえの兄はフテキカクシャだと。戦前から二世代にわたる大家族の物語は、この国の未来を照射する。
「意見の異なる相手を理解する知的能力」エンパシーをめぐる思索の旅。“負債道徳”からジェンダーロールまで思い込みを解き放つ!
仲良しな二人、意外な二人、同志な二人……作家が互いの本を読んで語り、オススメ本を教え合う。読書の枝葉が伸びる豪華対談集。
日本の統治下となった朝鮮から大阪へ、横浜へ。在日コリアン一家四世代の変転を描き、全米図書賞最終候補となった大作、邦訳成る!
お母さん、聞こえる? 私は生きていくよ――幼くして死んだ弟、世間に抗い続けた母。ブラジルの大地に母娘のたましいの邂逅を描く。
顔も知らぬ父、15歳で早世した兄。絵美子と母を気遣う、大勢のおじ・おばたち。大家族の物語はこの国の未来を照射する。遺作長篇。
散歩が生き甲斐の独身男・寛樹は、ある女性に「夫でもなく、父親でもない役割」を求められた。家族や婚姻制度に一石を投じる問題作。
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