作品
定年後に何を読むかは重要な課題だ。それに応えて余りあるのが本書だ。この1冊があれば、古典も歴史も90歳を過ぎても読了しない。
各界の俊英が2021年に日本が直面する100の課題を徹底的に論じる。
病院食・ヨレヨレパジャマ・点滴のガラガラ…全てが目新しい入院日記。ほか、ミリメシ、肉フェス、認知症、オリンピック、蕎麦など。
原発事故のニュースを見ながら、自分の癌に放射線治療を受ける――表題作「光線」をはじめ、震災後の生き方を短篇の名手が問う八篇。
逢沢りく、十四歳。美しい彼女は蛇口をひねるように嘘の涙をこぼすことができる。悲しみの意味はわからなくとも――。傑作コミック。
映画や演劇、万年筆に帽子、食べもの日記や酒のこと。洒脱なショート・エッセイを、著者直筆の絵とともに楽しめる、池波版絵日記
東日本大震災後に癌が発覚。自身の病気と天災がもたらした不幸が重なりあうとき、作家は何を感じたのか? 心に深く沁み入る8篇
池波正太郎は昭和43年に何を食べ、誰に会い、どんな映画や芝居を観ていたか? 下町の味をこよなく愛した作家の日記を公開
2003年に各紙誌に発表されたエッセイの中から石田衣良、鹿島茂、佐藤愛子、篠田正浩、平岩弓枝各氏他のベスト59篇を収録!
岡倉天心、勝海舟、J・S・ミルから最新のイスラーム事情まで、気鋭の中東専門家が綴るきわめて刺激的な書評エッセイ集。恐るべし!
麹町・番町・紀尾井町・隼町・永田町・霞が関・内幸町・有楽町・大手町・丸の内の住民による住民のためのガイドブック
十八世紀のフランス。あらゆる人を陶然とさせる香水を創り出す匂いの魔術師が、馥郁たる芳香を放つ少女を求めて次々に殺人を犯す
一つの体を共有する双子、バルタザールとメルヒオールが綴る、放蕩と転落の物語。日本ファンタジーノベル大賞受賞の歴史幻想小説
ミュンヘンとサンフランシスコのあいだで交わされたわずか二十通たらずの手紙が、二十世紀最大の悲劇を克明かつ直截に描きだす!
わが国に、こんな珍妙かつ抱腹絶倒の書物が存在したとは。『燐寸使用方』『鉄道唱歌の謎』『番台の忠告』……。さてこの百冊の本、いずれが本物か偽物か? とくとご覧あれ。(池内紀)
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