作品
南の島に住む少年ティオが出会う人々との不思議な出来事を中心に、つつましさのなかにも精神的な豊かさに溢れた島の暮らしを爽やかに描く連作短篇集。小学館文学賞受賞作。(神沢利子)
アイヌの血を引くジンは、南極海に向かう大型船に密航する。仕事を得て、氷山曳航計画を担うこの船に乗船し続ける彼を待つものは…。
夏の超大作『ミッション:インポッシブル』『インディ・ジョーンズ』シリーズ特集
伊集院静、浦沢直樹、山田太一、赤川次郎、ちばてつや……著者が尊敬する、メジャーを極めた十三人との至高の時間を過ごした対談集。
94年の邦画・配給収入トップを記録した「ぽんぽこ」。池澤夏樹、似鳥鶏らが作品の魅力を解き明かしつつスタッフの回顧録も収録!
「演じる人」ならではのシニカルかつユーモラスな視点に満ちた書評の数々。週刊文春の好評連載「私の読書日記」6年分を収録。
謎の暗号文書に導かれて「女優」を探すうち、主人公は幾つもの大切な命を失っていく。透徹した目で寄る辺なき生を見つめた感動作。
仮名、漢字、外来語と様々な文字が入り乱れる日本語は不思議な言語。その面白さは、近くて遠い韓国語とハングルから見えてくる!
2016年。18歳のジンは南極海に向かう大型船に密航する。仕事を得て、この氷山曳航計画を担う船に乗船し続ける彼を待つものは
「頼りなぐ、望みなぐ、心細い人ァ幸せだ」。岩手県気仙地方の方言・ケセン語で訳された聖書。被災地から届いた救済の言葉
詩人でありフランス文学の名翻訳者堀口大學は20歳の時、外交官である父の任地メキシコに呼ばれる。恋と革命を描き切る超大作
伝統を受け継ぎ、風土に合わせ、時間をかけて作られていく沖縄各地の食材、料理、酒。池澤さんの文章と鮮やかな写真で味わう食の現場
世界中を旅し、メッセージを発信し続けている作家の読書日記。小説はもちろん、科学や戦争、歴史、紀行まで、深い思索の源泉を辿る
食の伝統を支える人びと、南国ならではの味覚の数々。沖縄に移住した作家と南方写真師が訪ね歩いた食の現場・三十五景。写真多数
一瞬の生と無限の美との間で麻薬の罠に転落し、投獄された画家・哲郎。兄を救うためカヲルはバリ島へ飛ぶが。毎日出版文化賞受賞
一瞬の生と無限の美との狭間で麻薬の罠に転落し、投獄された画家・哲郎。兄を救うためにバリ島へ飛ぶカヲル。絶望と救済を描く傑作
人は結局は自分のために愛するのかもしれない。自分らしい自分になるために、自分以外の誰にも愛しようのない自分を選ぶのか――
稀代の読書家でもある著者が贈る、小説はいうに及ばず、自然科学、映画・音楽、旅や料理にまで、幅広い分野におけるブックレビュー
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