作品
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き百篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。
互いに交流する文豪たち。その人生を思いつつ、現代の人気作家がお墓まいり!食事処やお墓の地図ありの楽しいガイド。
一日六回の食事作りに絶え間のない来客への対応、難病ナルコレプシーとの闘い。ギャンブラーにして作家、鬼才・天才と謳われた夫との不思議で波乱万丈な生活を追想する好エッセイ。
純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰!
荷風、百閒、澁澤龍彥、吉行淳之介…食にまつわる不安と喜び、恐怖と快楽を描いた傑作の数々。次代に伝えたい「食べる」という教養。
「納得ずくで離婚したのに、なぜか女房のところに住み着いているのです」。男と女の世界を、ほろ苦いユーモアで描く、直木賞受賞作
石川淳、西東三鬼、吉田健一、岡本かの子、山川方夫——。石田さんの意外かつ胸躍るセレクションが刺激的な読書体験をもたらす!
傑作「麻雀放浪記 青春篇」や「雀豪列伝」シリーズから九篇など、阿佐田哲也氏が自ら愛した「麻雀小説」を生前に編んだ名作集
吉行淳之介がいた。色川武大がいた。三島由紀夫がいた。酒と遊びの中で切瑳琢磨した文士たちよ。時代を疾駆していった作家の群像
深刻ぶるのはよそうぜ、とカッコよく離婚した二人なのに、なぜか、元女房のアパートに住みついてしまった元亭主。男と女のふしぎな世界を味わい深い文体で描く。(尾崎秀樹)
アダチ竜光、広沢虎造、牧野周一、シミキン、可楽、馬風――その芸ゆえに愛され、奇矯さも容認された、古き良き時代の芸人たち。その素顔を愛惜こめて語り綴る。(色川武大)
妻や子供が語る作家の素顔。色川武大、島尾敏雄、柴田錬三郎、五味康祐、新田次郎、海音寺潮五郎、高見順、金子光晴、梅崎春生等
百太郎は天涯孤独の若者。下総の村が洪水で流され、人別帳がなくなったのを汐に江戸へ出た。幕末騒乱の時代を著者自身の原点、焼跡闇市と重ね合わせる、遺作となった異色時代長篇。
浅草六区華やかなりしころ、そこに生きたさまざまな芸人たちの自由奔放、奇妙きてれつな生活ぶりとその終焉を、深い愛情と体質的共感をこめて描く異色作。(井上ひさし)
楽屋は芸人の学校である。純粋な男、狂気の男、真面目な男、破廉恥な男、落語家生活三十余年の間に楽屋で出会った有名無名の芸人の、心に残る思い出とエピソード。対談・色川武大。
世間という概念がぽっかり欠け、自分の基準でのみ生きた人。既成の文学通念から自由なこの作家ならではの文章世界。貴重な贈り物
日常生活の狭間にかいま見る妖しの世界——独自の感性と性癖、幻想が醸しだす類いなき宇宙を清冽な文体で描きだした、泉鏡花賞受賞の世評高き連作短篇集。(長部日出雄)
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