作品
定年後に何を読むかは重要な課題だ。それに応えて余りあるのが本書だ。この1冊があれば、古典も歴史も90歳を過ぎても読了しない。
日本人の母を持つタンゴの名手・エヴァは日本陸軍の諜報員・吉川に魅入られ、スパイとして欧州での諜報・謀略に加担させられていく。
「幸村の天才遺伝子」磯田道史/「激闘 関ヶ原」本郷和人/大座談会「信長・秀吉・家康」 ほか
「司馬さんが日本に遺したもの」磯田道史×半藤一利/私は『この国のかたち』をこう読んだ/日本史年表で見る司馬作品群 ほか
戦時下の上海で謀略に巻き込まれた、財閥令嬢にして人気画家の多江子の運命は。〝食堂のおばちゃん〟で話題沸騰の松本清張賞受賞作。
寛政4年、島原の前山が大噴火、地震と津波を誘発し、城下町は一夜にして砂漠と化した。大自然の猛威を描く表題作ほか中短篇全4作
警官殺し容疑で逮捕された佐木隆三氏、給料日本一の社を辞した津本陽氏ほか渡辺淳一、田辺聖子、瀬戸内寂聴各氏ら19人の転機とは。
うまいメシ、うまい酒、気心のしれた呑気な隣人たち。戦争で総てを失った男が辿りついた秋田の村で新生活。読めば心が豊かになる!
その名はサイレントマン。神に祈りを捧げる殺人者——。戦後の闇社会を震撼させた男の、哀しくも一途な生涯を描いた傑作長篇
戦争が終わり、家も家族も失った紙芝居屋の蒲生太郎。戦地で世話になった軍医を頼り、秋田の山奥の村で女房を娶り新生活を始める
大学時代、ドングリとあだ名された著者が、無一文で日本を脱出し、五大陸最高峰に初登頂し、アマゾン筏下りに成功するまでの青春記
中国革命の父・孫文が滞日中に愛した二人の日本人女性の数奇な運命とは? 歴史の波間に消えていった女たちのドラマがいま蘇る
スエズ動乱での英雄的な行為、帰国後の虚しい愛欲。平和な日常に溺れゆく男の焦燥を描く「行為と死」他2篇収録。解説・西木正明
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