作品
昭和の大女優は、夫との慎ましやかな日常を何より大事にした。数々の思い出と宝物が詰まった引き出しを開けていく、珠玉のエッセイ。
『ちいさいおうち』の訳者、石井桃子の幼い頃の思い出や仕事の軌跡。子役時代から周囲の大人を圧倒、高峰秀子の映画人としての半生。
複雑な家庭環境、義母との確執、映画デビュー、青年・黒澤明との初恋など、波瀾の半生を常に明るく前向きに生きた著者が、ユーモアあふれる筆で綴った傑作自叙エッセイ。(沢木耕太郎)
明治以来、日本には多くの無私の人、潔い人、天晴れな人、つまり「美しい日本人」がいました。厳選した73人の生き方が、胸に迫る!
「食べるときは一所懸命食べるといいよ」「超然としてなさい」「何でも、まず、やってみせること」——養女が綴る忘れ得ぬ名言。
「文藝春秋」創刊以来の名物として続く巻頭随筆から、選り抜き百篇を集めた一冊。芥川龍之介をはじめ、日本最高峰の文筆家がずらり。
岡本喜八、黒澤明ら名監督との出会い、高峰秀子、原節子、勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、そして現在の映画界について語り尽くす。
「司馬さんが日本に遺したもの」磯田道史×半藤一利/私は『この国のかたち』をこう読んだ/日本史年表で見る司馬作品群 ほか
長谷川一夫、田中絹代、谷崎潤一郎……。高峰秀子が名優、文豪――昭和史にその名を刻む人々と本音で語り合った貴重な対話の記録。
和食48、中華23、洋風36、その他23……計130の素材の調理はまさに交響楽。タクトを振るあなたのための、優しく美しいレシピ集
醒めた目をした人気子役時代、撮影所のヘンで素敵な人々、人生の店じまいの仕方……。心に残る事々を爽やかな筆で綴るエッセイ集
内田百閒からの手紙、イヴ・モンタンとの再会、司馬遼太郎との食膳、有吉佐和子との長電話など、情味豊かな人達との素敵な思い出
小津先生と行った御茶の水、クロサワが手の甲に置いた「蚊」、美智子妃からの一筆など、極上の思い出を端正な語り口で綴った一冊
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。