作品
文政12年、材木置き場の奥で燃え上がる炎――「己丑の大火」から照降町を守るため、佳乃と周五郎は決死の策に出る。感動の第二巻。
日本橋近く、傘と下駄問屋が集まるその町に出戻ってきた鼻緒屋の娘・佳乃。浪人の周五郎と助け合い、町人や花魁からの注文に励むが。
人の運命を踏みにじる本当の敵は誰か? 片腕を失った少女は、時代に翻弄されながら生きる道を探すが……気鋭が放つ書き下ろし長編。
江戸町名主の跡取り息子・高橋麻之助のもとに縁談が三つも!だが、どの縁談も妙なところがあるようで……。果たして縁談の行方は⁉
籤引きで将軍になった男、銭で乱世を動かす女、育てた子に抱かれる乳母。現世に惑い浄土を求める、妖しく哀しい人間模様を描く六篇。
旗本の次男坊で部屋住みの俺は、兄が好意を寄せている下女にちょっかいを出そうとするが、その前に彼女は身籠る。はたして父親は誰?
都には人を滅びに導く魔物が棲んでいる。応仁の乱から幕府崩壊まで、戦いと裏切りに明け暮れた七人の男たちの生きざま。
十年下の押掛け女房は一途な情けを生涯捧げ、大姫、頼家、乙姫、実朝の四人を産み育てる。イラスト満載の歴史ロマンシリーズ第3弾
「論語」に描かれる神格化された姿ではなく、不運や失意にも苛まれた男の波瀾万丈を書いた大河小説。構想三十年にして最高傑作誕生!
信長に処刑された荒木村重一族の生き残りにして絵師となった岩佐又兵衛を描く歴史長編。
第27回松本清張賞受賞作書の力で、国を動かしたい――。唐の時代を舞台に、兄妹の数奇な運命が交差する。ロマン香る大河小説。
落飾した皇女を筆頭に、高貴な尼がひしめく比丘尼御所。悩める市井の人々がその門を叩く――。雅やかで心に染み入る連作短編集。
〈荒事〉の開祖にして最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。謎多き初代團十郎の生涯を元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。
新選組を創り上げた土方歳三は、最後まで激しく時流に抵抗し、滅びゆく幕府に殉じた。稀代の男の生涯を、巧みな物語展開で描く傑作。
最低亭主から逃げた絵乃は、離縁調停の達人のもとで働くことに。一筋縄ではいかない依頼を解決しながら、念願の離縁を果たせるか。
長尾景虎、大村純忠ら乱世を生き抜いた六人の戦国武将たち。「大航海時代の欧州」という異文化に直面し、彼らが下した決断とは!
悪い奴は誰も、その男の顔を知らない――。「鬼平」へのオマージュをこめて逢坂剛が描く〈火付盗賊改・長谷川平蔵〉シリーズ最新作。
計画倒産を企む先代に借金を背負わされた若き大名。御家と故郷を守ろうと必死に足掻く健気な姿に、人だけでなく七福神も手助けを!?
幕末期、赤字に喘ぐ大野藩。内山七郎右衛門は藩主の土井利忠と共に藩政改革を断行し、財政を立て直そうとする。新感覚歴史経済小説!
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