作品
敗戦が避けられないものとなった日本。だが軍は有利な条件にこだわりずるずると損害を大きくしていく。貴重な声を集めた第三集!
逆境の中で兵士たちは何を思い、指揮官はどう行動しようとしたのか? ソロモン海戦、ガダルカナル島の戦い、山本五十六戦死から、インパール作戦、サイパン島攻防戦まで。
山本五十六による軍縮交渉談話。スパイが語る真珠湾攻撃前夜。そして運命のミッドウェイ海戦……。当事者たちの肉声十三篇。
ロンドン海軍軍縮予備交渉に臨んだ山本五十六のインタビューほか、華々しい戦果を伝える名将たちの証言を中心に構成。
過酷なラバウルの航空戦で戦い続けた航空隊のエース岩本徹三の手記ほか、戦況の悪化のなかで苦悩する指揮官たちの姿を取り上げる。
神風特攻隊が実施された真相や捨て石となった沖縄、さらに原爆投下からポツダム宣言の受諾をめぐる混乱など、手記や記事から浮かび上がらせる。
なぜ日本が太平洋戦争へと至ったのか、ナショナリズムの高揚が軍部を暴走させていくさまを、当事者たちの告白も交えながら、明らかにしていく。
これまで「月刊文藝春秋」やその増刊に掲載された戦争体験者の手記や記事を再編集、いまあらためてあの戦争とは何だったのかを考える
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