作品
世俗の枠をはみだしてしまった女の生き方とその数奇な運命を独特の視点で描く時代伝奇小説集。「遊女松笠」「四谷怪談 お岩」「妲己の於百」「高橋お伝」「明治一代女」他四篇収録。(藤田昌司)
徳川家康の命をうけて淀君誘拐を企む柳生但馬守。謀略に気づいた真田幸村と猿飛佐助が打った手とは。「柳生但馬守」「竹中半兵衛」「佐々木小次郎」「伊藤一刀斎」他四篇収録。(縄田一男)
浅野内匠頭による松の廊下刃傷事件は、実は柳沢吉保が仕組んだ罠であった。さらに驚くべき事実は、吉良上野介は二人いた。奇想天外な発想によって、忠臣蔵の面白さを倍増する。
家康にとって最も恐い敵は幸村だ。佐助をはじめ霧隠才蔵、三好清海入道たちが奇想天外な働きで徳川方を苦しめる。後藤又兵衛、木村重成も登場して、大坂夏の陣へと波乱は高まる。
猿飛佐助は武田勝頼の落し子だった。戸沢白雲斎に育てられ、忍者として真田幸村の家来となり、日本中を股にかけての大活躍。美女あり豪傑あり、決闘あり淫行ありの大伝奇小説。
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