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私を通りすぎた政治家たち

佐々淳行

  • 価格:※各書店サイトで確認してください
  • 発売日:2014年09月12日
  • ジャンル:政治・経済・ビジネス
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作品紹介

今回、「最後の著書」と銘打って刊行した『私を通りすぎた政治家たち』は、いわゆる「佐々メモ」に基づく政治家閻魔帳ともいうべき本です。政治家でもあった佐々さんの祖父(友房)や父(弘雄)をはじめ、幼少の頃から遭遇し、学生時代に教えを請い、官僚になってから職務上接触したさまざまな内外の政治家を取り上げています。
よくいわれる話ですが、政治家には、「政治家」(ステーツマン)と「政治屋」(ポリティシャン)の二種類があります。権力に付随する責任を自覚し、ノーブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)を心得ている人は「政治家」。権力に付随する利益や享楽を優先して追求するのは「政治屋」と、佐々さんは定義しています。
その観点から戦後日本の政治史で、ベスト5の「政治家」といえるのは、、①吉田茂、②岸信介、③佐藤栄作、④中曾根康弘、⑤石原慎太郎。
一方、国益より私益を優先したワースト5の「政治屋」といえば、①三木武夫、②小沢一郎、③田中角栄、④加藤紘一、⑤河野洋平。「要は、佐々さんはリベラルが嫌いなだけだろう」と感じる向きもあるかもしれません。しかし、そうではない。自民党内のリベラルな人は、いささか無節操で、新聞世論に迎合するだけのタイプの政治家が多かった。それに比べて、同じリベラルでも野党にいる人はちょっと違うタイプの政治家もいました。
例えば、本書には「憎めない政治家たち」という章がありますが、そこに登場するのは、不破哲三、上田耕一郎、大出俊といった、反自衛隊反警察の共産党、社会党左派の論客たちです。国会答弁でも、何度もやりあった「天敵の仲」ですが、こういう人たちは思想信条が首尾一貫しており、論敵ではあったけれども、どこかで心が通じ合うものを感じていたとのこと。佐々節が冴えるユニークな政治家論です。

書評・インタビュー

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担当編集者より
本書は、いわゆる「佐々メモ」に基づく政治家閻魔帳ともいうべき本です。ベスト5の「政治家」と評価するのは、吉田茂、岸信介、佐藤栄作、中曾根康弘、石原慎太郎。ワースト5の「政治屋」は三木武夫、小沢一郎、田中角栄、加藤紘一、河野洋平。単にリベラルが嫌いというのではありません。論敵ではあったけれども思想信条が首尾一貫していた不破哲三、上田耕一郎、大出俊は「憎めない政治家」だったと評価しています。その意味でも、本書は見逃せない政治家論です。(ST)

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