電子書籍
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風のベーコンサンド高原カフェ日誌

柴田よしき

  • 価格:※各書店サイトで確認してください
  • 発売日:2015年01月16日
  • ジャンル:エンタメ・ミステリ
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作品紹介

“空腹警報絶対注意”の高原カフェを舞台に奇跡が起こる――。
百合が原高原に一軒家カフェ「Son de vent(ソン・デュ・ヴァン)」を開業した奈穂。かつてペンションブームに沸いたこの高原も、今はやや寂びれ気味。東京の女性誌編集部で働いていた奈穂が、冬には雪深く寒さの待ち受けるこの地へ移ってきたのには、深刻な理由が――エリート銀行員の夫・滋のモラスハラスメント(精神的虐待)に堪えかねて極度の自律神経失調症に陥り、これまでの生活すべてを変えるためだった。
夏は美しい自生の百合の花が咲き、秋は紅葉が見事なこの高原には、「ひよこ牧場」のバターやミルク、ソーセージやベーコン、「あおぞらベーカリー」の自家製天然酵母のパン、村役場に勤める村岡涼介の口利きで手に入るようになった有機野菜など、自然豊かな恵みがいっぱい。「高原のチーズクリームシチュー」「ひよこ牧場のベーコンサンド」「百合が原ポークソテー」「野生きのこのオムレツ」など、当日の仕入れでメニューを組む奈穂の料理は地元客からも好評で、観光シーズンにはお客を集めるようにもなる。
そんな奈穂のカフェを訪れるのは、ひとりの作業員風の男(『風音』)、離婚に決して応じてくれない夫(『夕立』)、ご近所の農家のお嫁さん(『豊穣』)、海外帰りの美しい経済アドバイザー(『融雪』)ら、それぞれが事情を抱えていた。奈穂の料理は彼らの人生を何か変えることができるのか? 実は奈穂自身が抱える現実も厳しい。スキー場が閉鎖され、新規ホテルに客が集中する状況で、奈穂は初めての冬を凍れる高原に留まって奮闘する。そして二度目の夏の訪れを前に、カフェ「Son de vent」に奇跡が訪れる!
女性を主人公に多くのベストセラーを輩出してきた著者が、自らレシピを試して「絶対においしいものだけ」がぎっしり詰まった連作集は、読者に栄養をたっぷり届けます。

書評・インタビュー

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担当編集者より
ある事情から女性雑誌副編集長の職を辞し、百合が原高原にカフェ「Son de vent」を開いた奈穂。独力での店舗運営は試行錯誤の連続、集客に素材確保に悪戦苦闘が続きます。しかも高級ホテルのオープンや、謎の男性客、元夫の登場など次々と起こる問題を、彼女はどう解決していくのか――そのヒントは四季の恵みをたっぷり使った美味しい料理。タイトルのベーコンサンド、高原豚のポークソテー、百合根のスープ、泡雪羹など、読んでいるとつい空腹を覚えます。けれど心は満たされる、そんな栄養たっぷりの小説集です。(M・K)
目次
「風音」
「夕立」
「豊穣」
「夢鬼」
「融雪」
「花音」

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