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姫神

安部龍太郎

  • 価格:※各書店サイトで確認してください
  • 発売日:2015年09月04日
  • ジャンル:歴史・時代小説
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作品紹介

倭国、新羅、高句麗、百済の四カ国の平和を願う
聖徳太子の遣隋使プロジェクトが九州・宗像から動き出す!

時の大王は推古天皇、秀才の誉れ高い厩戸皇子(聖徳太子)は、争いの続く朝鮮半島情勢に心を痛めていた。仏教を篤く信仰する王子は、その教えと大陸からの僧の言葉に耳を傾け、四カ国がそろって隋に朝貢し、その庇護の下の安定した関係を築こうという壮大な計画をたてる。これが後に小野妹子を正使とした遣隋使の派遣へとつながっていく。
しかし、それをよく思わないのが蘇我の大臣の一派と、百済の花郎徒を中心とする一派であり、百済から倭へ使者として派遣された、円照は船中で襲われ命からがら海へ飛び込んだ。それを助けたのが宗像の豪族の娘で、祭祀を巫女として司る若い伽那だった。自身も父を新羅人にもち、10年前の新羅と百済の騒乱で両親を失った経歴をもつ伽那は、平和を願う気持が人一倍強い。厩戸皇子の思想に深く共感し、その理想を実現させようと周囲の人物たちを動かし、一族もそれに協力を誓うが、次々と計画を打ち壊すべく刺客が放たれ、彼らの身に危険が及んでいく。果たして四カ国が揃って、隋の都・洛陽へと無事に辿り着き、皇帝との面会はかなうのか――。
本書は九州出身の著者が、福岡文化連盟創立50周年と「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産登録支援として上演される舞台劇『姫神』のために書かれた長編。12月には博多座での公演が決定している。アジアの平和を願う祈りをこめつつも、信長ものなどで存分に発揮されてきた迫力ある戦闘シーン、個性的な人物造詣、それぞれの陰謀と策略が随所に織り込まれたエンターティメント性の高い歴史小説だ。

書評・インタビュー

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担当編集者より
「福岡と釜山は船でもあっという間だね」「でも陸影がまったく見えなくなる時もあるし、古代の人は海に漕ぎ出すのは不安だったんじゃあ?」「いや潮目とか、星の位置を読んでいたから大丈夫だったんだと思うよ」――こんな会話をしながら、あえて高速船で福岡から釜山へ向かったのは2014年秋。九州出身の安部さんが、長年構想を温めていた遣隋使を扱った本書の取材のためでした。新羅の都であった慶州も強行軍で訪ねた成果もあり、古代の歴史物でありながら臨場感たっぷり! 迫力ある海洋小説としての読み応えも充分です。
目次
序章 洛陽の都
第一章 漂着者
第二章 大和の都
第三章 新羅への使者
第四章 沖ノ島の近い
第五章 海峡の激闘
終章 金の指輪

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