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愛の顚末純愛とスキャンダルの文学史

梯 久美子

  • 価格:※各書店サイトで確認してください
  • 発売日:2015年12月11日
  • ジャンル:ノンフィクション
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作品紹介

悲恋、秘められた恋、ストーカー的熱情など、文学者たちの知られざる愛のかたちを追った珠玉のノンフィクション。

●小林多喜二――沈黙を貫いて亡くなった小林多喜二の恋人、田口タキ。多喜二に深く愛されながらも、自分は彼にふさわしくないと身を引き、それゆえ伝説的な存在になった。
●近松秋江――女性に対する尋常でない恋着を描いて明治・大正の文学史に特異な足跡を残した近松秋江。いまでいうストーカーのごとき執着と妄執は、「非常識」「破廉恥」と評された。
●三浦綾子――旭川の小学校教師であった三浦綾子は、敗戦による価値観の転倒に打ちのめされ退職、自死を図る。光を与えたのはクリスチャンである一人の青年だったが、彼は結核で逝き――。
●中島敦――母の愛、家庭のぬくもりを知らずに育った中島敦が選んだ女性は、ふくよかで母性的な人だった。だが彼女には親同士が決めた婚約者がいた。そこから中島の大奮闘が始まる。
●原民喜――最愛の妻を失ったときから、原民喜はその半身を死の側に置いていた。だが広島で被爆しその惨状を目の当たりにしたことで、彼は自らの死を延期したのだった。
他に梶井基次郎、中条ふみ子、吉野せい、宮柊二など。

書評・インタビュー

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担当編集者より
知らなかった、こんなことがあったんだ、と思うことしきりです。著者が辿った明治~昭和の文学者12人の愛のかたち、まさにさまざま。「近松秋江」の章では明治にもストーカーがいた! とびっくり。「原民喜」では作品の記述をもとに歩いた著者は、胸を打つ事実を掘り起こしました。「宮柊二」の戦地と内地の手紙のやりとりのみで愛を育む様子に思わず涙が。「中城ふみ子」「鈴木しづ子」では、短いながらも鮮烈に生きた女性たちの人生の輝きに、目がくらむ思いがしました。
目次
1 小林多喜二――恋と闘争
2 近松秋江――「情痴」の人
3 三浦綾子――「氷点」と夫婦のきずな
4 中島敦――ぬくもりを求めて
5 原民喜――「死と愛と孤独」の自画像
6 鈴木しづ子――性と生のうたびと
7 梶井基次郎――夭折作家の恋
8 中城ふみ子――恋と死のうた
9 寺田寅彦――三人の妻
10 八木重吉――素朴なこころ
11 宮柊二――戦場からの手紙
12 吉野せい――相克と和解
あとがき

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