作品紹介

裁判所職員採用試験に合格し、家裁調査官に採用された望月大地。
だが、採用されてから任官するまでの二年間――養成課程研修のあいだ、修習生は家庭調査官補・通称“カンポちゃん”と呼ばれる。
試験に合格した二人の同期とともに、九州の県庁所在地にある福森家裁に配属された大地は、当初は関係書類の記載や整理を主に行っていたが、今回、はじめて実際の少年事件を扱うことになっていた。
窃盗を犯した少女。ストーカー事案で逮捕された高校生。一見幸せそうに見えた夫婦。親権を争う父と母のどちらに着いていっていいのかわからない少年。
心を開かない相談者たちを相手に、彼は真実に辿り着き、手を差し伸べることができるのか――
彼らの未来のため、悩み、成長する「カンポちゃん」の物語。

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担当編集者より
”カンポちゃん”とは何か知っていますか? 修習中の家裁調査官補は、先輩から、親しみを込めてこう呼ばれるそうです。前作『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞受賞を受賞した柚月裕子さんの最新作は、九州の家庭裁判所に勤務する”カンポちゃん”が主人公。家裁を訪れる人々の助けになりたいと、不器用ながら真摯に頑張る主人公・望月大地の姿には、読んでいるこちらも励まされます。自分の選んだ道で一人前になろうと葛藤する青年を描く、著者の新機軸といえる作品です。
目次
第一話「背負う者」
窃盗犯の少女は、なぜ偽りの動機を語るのか

第二話「抱かれる者」
ストーカー犯の少年は優等生に見えたが……

第三話「縋る者」
幸せそうな同級生の、意外な告白

第四話「責める者」
理想的な夫と、離婚を望む妻。その真相は

第五話「迷う者」
息子の親権を主張する母親の秘密とは

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