電子書籍

瞼の媽媽

自力で帰国した残留孤児の手記

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2014年09月12日
ジャンルノンフィクション

1970年、ついに日本の両親と再会した――

1970年、日中の国交が断絶していた時代に、
自力で奇跡の帰国を果たした青年がいた――

4歳に満たぬうちに満州で両親と生き別れ、
貰われた先の中国人の養父母に、
貧困の中でも、愛情をもって育てられた孫玉福。
しかし大学受験を目前に、共産党に心のすべてを晒し出す「交心運動」が激化し、
級友に日本人であることを強くなじられる。
日本人としての苦悩は強まり、履歴書には日本民族と書き入れた玉福。
結果、大学は不合格。貧しい農村から必死の思いで高校に進み、
立身出世を夢見ていた青年の生活は激変する。
日本民族と選択した以上、本当の両親、そして日本という国に触れたい。
玉福は赤十字へ手紙を出し続ける。

文化大革命が起こり、日本人仲間は「政治学習」という名の下に刑務所に連行され、
職場では次々と吊るし上げが起こる。当局による玉福への監視、
そしてドラマチックな進展を見せる親探し……
歴史に翻弄されながらもうひとつの「戦後」をたくましく生き抜いたひとりの男が記す
凄絶な運命の物語。
手に汗握り、涙する、一気読み必至の一冊です。

解説は、『大地の子』や『遥かなる絆』などNHKの名ドラマを手掛けた岡崎栄さん。

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担当編集者より

NHKの名ドラマ『遥かなる絆』を覚えていらっしゃるでしょうか。ドラマに登場する「城戸幹」という残留孤児はこの本の著者、城戸幹さんのことなのです。四歳に満たぬうち満州で日本の両親と生き別れ、「孫玉福」として貧しくも養母に愛情をもって育てられた城戸さんでしたが、大学受験を前に生活は激変。歴史に翻弄されながらも、一九七〇年、日中の国交が断絶していた時代に、自力で帰国しました。もうひとつの「戦後」をたくましく生き抜いた男性が記す凄絶な運命の物語。手に汗握り、涙する、一気読み必至の一冊です!(AK)

著者

城戸 幹

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