単行本
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文藝春秋企画出版

学成りがたき時代を経て戦時下苦学生奮闘記

中 一人

  • 定価:本体1,500円+税
  • 発売日:2015年02月02日
  • 発行:文藝春秋企画出版部
  • ジャンル:小説
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作品紹介

勉学により底辺からの脱却を模索した少年の苦闘――
大正12年、岡崎の寒村に生まれた私は、尋常高等小学校卒業後、鉄道省に3年勤めるも中学校編入を決断する。戦争へと向かう時代、進学の志を貫く少年を描く中編小説

――これは大正も末近く、不況のさなかにあった寒村に八人兄弟の長男として生まれ、貧乏人には進学などきわめて困難な時代、勉学によって底辺からの脱却を模索し続けた少年の苦闘を描いた物語である。

親孝行とはなにか。現状脱却の手だてはあるのか。あるとしたら、いかなる方法が? ……機関助士三年で機関士見習受験資格があるから、翌昭和十七年末には受験が可能だ。……そうした環境に身を置きながら、なお鬱々として日を送り、人生を楽しめないのは、私のわがままなのだろうか? 小学校五年生の頃から、我が家の再興は長男である私の働き如何に懸る、という強迫観念に近い思い込みがある。そして、人脈もない貧乏人にしては、……生意気にも、学問で勝負がしたかったのである。(「三 苦難の進学」)

担当編集者より
太平洋戦争前後において、若者にとっていかに志があろうとも、勉強を続けることがどれだけ大変だったかが実感できます。家庭の事情で中学進学を断念して機関士として働きますが、勉学の志を貫くべく、道なき道を開拓していく青年の一途な生き様には心を打たれます。そして昭和18年、主人公は大きな苦労の末、名古屋中学校4年生に編入できることになります。しかし、その後は学徒出陣兵となり、戦争に巻き込まれるのですが、それは弊社既刊『学徒出陣物語』にまとめられています。
商品情報
書名(カナ) ガクナリガタキトキヲヘテ センジカクガクセイフントウキ
ページ数 216ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2015年01月31日
ISBN 978-4-16-008823-8
Cコード 0093

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