作品紹介

この思いの恥ずかしさ、悔しさ、どうしてくれましょう――
中宮彰子に仕えつつ『源氏物語』を執筆する流行作家・紫式部。鋭い観察眼ゆえに見えてしまう、うき世の美醜。独白体で綴る中編小説

『紫式部日記』を再解釈し、紫式部本人の内面を描く
――殿(道長)と私とのことは、お互い恋などとは思ってもいませぬ。
――諸々のことを気にせず宮仕えに励み、楽しんでもいる女房たちが、心底羨ましい。
――宮使えとは、己の心の醜さがあぶり出されてくるところでもある。
――この世に恋という媚薬がなかったら、想像するだにわびしいものであろう。
――物語とは、まこと、この世の写し絵に相違ない。
――心から神仏を信じきってはいないゆえ、……この憂きことは拭い払えないのだ。

担当編集者より
著者は法政大学日本文学科に在学中、師事していた益田勝実先生からいただいたことばによって本書を構想したそうです。以降、途中中断はありましたが、50年間にわたる地道な調査・研究を重ね、この度の出版にたどりついたのです。『紫式部日記』の行間を的確に著した1冊です。
商品情報
書名(カナ) ユウシュウノムラサキシキブ
ページ数 176ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製カバー装
初版奥付日 2017年10月30日
ISBN 978-4-16-008911-2
Cコード 0093

著者

いのうえ みどり

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