作品紹介

苛烈な時代を生きた絶世の美女。直木賞受賞作

夏姫は天上の台に駆け上った。三人の男をはしごにして。しかしその膚肌の裡には底知れぬ淵があり夏姫は心烈しくその空虚に耐えた

担当編集者より
古代中国人は「風伯ふうはく」すなわち風の神を信じ、王室はこれを大切に祀ったそうです。夏姫の肌にふれると風が湧く、そんなはなしが王室、諸侯のあいだで語られる。夏姫は「風伯」を体内に宿す、いわば風の神の使者ではないのか。とすれば、夏姫を得た者が真の王となるはずだ——。宮城谷さんはつねづね、歴史を現代人の眼ではなく、古代人自身のこころで伝えたい、と語っておりますが、この長篇は、作者のそんな意図がみごとに実を結んだ作品でしょう。(MK)
商品情報
書名(カナ) カキシュンジュウ
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2000年12月10日
ISBN 978-4-16-319750-0
Cコード 0093

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