作品紹介

インパール作戦で無残な死を遂げた兄。その兄の名を記した日章旗が戦後五十年目の夏、偶然見つかった……。実話に基く随想と小説

担当編集者より
世の中にはまったく不思議な偶然というものがあるものです。去年の夏、中野さんは新聞で、一枚の日章旗の写真を目にします。それはオーストラリアから東京都に返還された旧日本軍兵士の遺品で、なんとそこには、中野さんのお兄さんの名が記されていたのです。中野さんのお兄さんは新婚間もない身の上で出征し、悪名高い内務班のイジメに耐えながらビルマに赴き、杜撰そのもののインパール作戦に従軍して、白骨街道にたおれていきました。その無念の魂が舞い戻ってくるかのように、日章旗が中野さんの手元に帰ってきました……。いったいあの戦争は何だったのだろう?戦争で亡くなった人たちの魂は、今の日本をどう見るのだろうか?ゲラを繰りながらはたと我が身をふりかえり、いろんな思いに駆られました。この八月、ぜひ多くの方々に読んでいただきたい一冊です。(M)
商品情報
書名(カナ) ゴジュウネンメノニッショウキ
ページ数 200ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 カバー装
初版奥付日 1996年08月15日
ISBN 978-4-16-351950-0
Cコード C0095

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