作品紹介

丸谷全集第7回配本は、小説第二巻。

69歳の病院長が、患者の少年との関係から回想する若き日々の情景――。人生、老い、病い、死という年輪が刻み込んだ不可知の世界を、巧緻きわまりない小説作法で、過去と現在との交錯・対比のうちに結実させた芥川賞受賞作「年の残り」。

「笹まくら」の主人公・浜田庄吉は徴兵を忌避し、ラジオ修理工、砂絵師として日本各地を転々として戦時中を生き延び、無事に終戦を迎える。世間から身を隠し孤独な逃亡生活をおくった過去と、大学職員として学内政治の波に浮き沈みする現在を、変化に富む筆致で自在に描き、「戦後文学史における記念すべき作品」と評される中篇。


ほかに「彼方へ」「初旅」など、小説的趣向を存分に凝らした5篇を収録。

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書評・インタビュー

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担当編集者より
丸谷才一『丸谷才一全集第二巻』
全十二巻に及ぶ『丸谷全集』、残すところあと半分になりました。第7回配本は小説第二巻。
六十九歳の病院長が、患者の少年との関係から若き日々の情景を回想しつつ、死をみつめる芥川賞受賞作「年の残り」。徴兵忌避者の過去と現在を、変化に富む筆致で自在に描き、戦後日本文学の金字塔と高く評価されている「笹まくら」など、五篇を収録。小説的趣向を存分に凝らした、必読の一冊です。
(KK)
商品情報
書名(カナ) マルヤサイイチゼンシュウ ダイニカン トシノノコリ ササマクラ ホカ
ページ数 584ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製函入
初版奥付日 2014年04月10日
ISBN 978-4-16-382650-9
Cコード 0393

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