作品紹介

丸谷全集第七巻(第8回配本)は、「王朝和歌と日本文学史」

日本文学史を政治史・西洋史に依らず、文学そのものによって区分できるか。この課題に、勅撰集など詞華集を基準とする画期的な文学史を提唱した「日本文学史早わかり」。明治以降、西洋文学史の枠組みに押し込まれてわかりにくくなってしまった日本文学史を詞華集にそって検討すると、どのような流れが見えてくるのか。日本文学史再考を通して試みる文明批評。

近代日本文学史において評価がきわめて低かった後鳥羽院。卓越した宮廷歌人であり、「新古今和歌集」の実質的撰者である後鳥羽院の和歌を具体的にひもとき、本歌どりの意味や神話的方法の重要性を強調し、「後鳥羽院は日本的モダニズムの開祖であった」という1文に至る――「後鳥羽院 第二版」。

王朝和歌、源氏物語から宣長、芭蕉までを論じた、丸谷氏の王朝和歌論の集大成であり、日本文学の本質に迫る一冊。

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担当編集者より
丸谷才一全集第七巻『王朝和歌と日本文学史』
日本文学史を文学そのものによって区分する――勅撰集など詞華集を基準とする画期的な文学史を提唱した「日本文学史早わかり」、天才的歌人かつ批評家であった後鳥羽院を「日本的モダニズムの開祖」と論じた「後鳥羽院 第二版」などを収録した第七巻。
丸谷さんの王朝和歌論の集大成であり、日本文学の本質にせまった一冊です。
(KK)
商品情報
書名(カナ) マルヤサイイチゼンシュウ ダイナナカン オウチョウワカトニホンブンガクシ
ページ数 608ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製函入
初版奥付日 2014年05月10日
ISBN 978-4-16-382700-1
Cコード 0395

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