作品紹介

25年後のチェルノブイリの汚染実態から、フクシマの未来を予測。
除染すれば家に帰れると喧伝した政府の欺瞞を暴く波紋必至の一冊。
900日超の取材による決定版!

チェルノブイリと福島に共通する過ちの連鎖
・福島の子どもたちの甲状腺に異変が起きている
・癌だけではない低線量被曝による健康被害
・チェルノブイリ原発の被害者が語る「事故後の人生」
・除染しても故郷に帰れないのはなぜか
・汚染水漏れが止まらない本当の理由
・食品による内部被曝は忘れた頃にやってくる

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担当編集者より
青沼陽一郎『フクシマ カタストロフ 原発汚染と除染の真実』
フクシマはチェルノブイリが犯した初期対応の過ちを繰り返してしまった――。
福島第一原発事故から三年かけて、二つの事故現場を徹底取材した著者の結論です。 テーマは、低線量被曝による健康被害、福島の子どもたちの甲状腺がん、農産物の汚染、無意味を承知で行なっている除染、汚染水漏れによる海洋汚染など。
私たちは被曝した事実を忘れ去ってしまったのかもしれません。華々しいスクープではありませんが、ジャーナリストが真にすべき仕事の成果がここにあります。
目次
序章 お母さんが壊れていく
第1章 チェルノブイリ・アニバーサリー
2011年に25周年を迎えたチェルノブイリ原発を徹底取材。廃墟と化した街を巡り、周
辺地域の汚染実態を探る。そして、立ち入り制限区域で独り寂しく暮らす老女に出会った。
第2章 レーニンと桜と富士山
低線量被曝による健康被害を調べ続けたウクライナの医師が研究成果を明かす。それを踏まえて福島の甲状腺検査の結果をみると、子どもたちに異変が起きているのは一目瞭然だ。
第3章 未必の故意
土壌を掘り起こすことで放射性物質の濃度を薄める――絶対にしてはならないことを生きるために選択した福島の農家。そして、かつて夢みた暮らしを打ち破られた人々の物語。
第4章 世界一残酷な福祉
チェルノブイリ原発事故から避難して別の街に移り住んだ女性が語る25年の人生とは? 健康を失っただけでなく、周囲からは冷ややかな視線を浴び、国からの補償も少ない。
第5章 除染と賽の河原
ウクライナと日本では「除染」の概念がまったく異なる。放射能汚染は根本的に封じ込めなければ意味はない。除染をすれば故郷に帰れると喧伝した日本政府の罪は万死に値する。
第6章 還らざる海
チェルノブイリとフクシマの大きな違いは、海を汚染してしまったことだ。世界史上初の海洋汚染がどのような影響を及ぼすのか計り知れず、漁師たちは故郷を失ってしまった。
第7章 東洋の猿
世界2位の原発大国フランスでは「事故は起きるもの」としてリスク管理している。また、行政の食品汚染への対応を検証すると、かつて経験した「敗北」を繰り返す姿がみえる。
第8章 交錯するふたつの世界と孤立する場所
事故後、フクシマは分断されてしまった。内側と外側、そして故郷に帰る人と帰らない人。時空を超えて重なりあうふたつの原発事故。そこでみえてくるのは孤立したエリアだった。
終章 予言
商品情報
書名(カナ) フクシマ カタストロス ゲンパツオセントジョセンノシンジツ
ページ数 416ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2013年12月30日
ISBN 978-4-16-390014-8
Cコード 0095

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