単行本
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戦場に散った野球人たち

早坂 隆

  • 定価:本体1,800円+税
  • 発売日:2014年05月30日
  • ジャンル:ノンフィクション
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作品紹介

東京ドームの脇に「鎮魂の碑」という名の石碑が建っていることをご存知だろうか。
昭和五十六年(一九八一年)、後楽園球場の時代に造られ、東京ドームの完成に伴って今の場所に移築されたこの碑は、先の大戦で戦死したプロ野球(職業野球)の選手たちの御霊を鎮めることを目的として建立されたものである。「建立の趣旨」として、次のような言葉が刻まれている。〈第二次世界大戦に出陣し、プロ野球の未来に永遠の夢を託しつつ、戦塵に散華した選手諸君の霊を慰めるため、われら有志あいはかりてこれを建つ〉
この碑には、計六十九名の選手が祀られている。名前の列記の中には、沢村栄治のように一般的に知られている著名な選手の名前もあれば、殆ど無名の方もいる。本書では、この碑に名前の刻まれている野球人たちの中から六名を選び、その生涯を紹介する。
更に、一口に「戦場に散った野球人」と言っても、それはプロ野球の選手だけではなく、学生野球で活躍した者たちも少なくなかったことを踏まえ、「伝説の大投手」こと嶋清一についての章を加えており、計七名の生涯の記録ということになる。この石碑に内包されている血と涙の記憶とは、どのようなものだったのか。時代の不条理とは常に単層構造ではありえず、その実相を描くには百万言あっても足りないが、僅かなりとも鎮魂の一助とすることを目的に著者が精魂こめて書き下ろしたノンフィクションです。
第一章 巨人軍第一期生の最期・新富卯三郎。第二章 戦前のタイガースを支えた元祖スラッガー・景浦将。第三章 墓石に刻まれた「G」の刻印・沢村栄治 第四章 ビルマに消えた炎の名捕手・吉原正喜。第五章 「伝説の大投手」の淡き夢・嶋清一。第六章 朝日軍のエースの行方・林安夫。第七章 特攻を志願した元プロ野球選手・石丸進一

書評・インタビュー

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担当編集者より
東京ドームの脇に「鎮魂の碑」という名の石碑があります。先の大戦で戦死したプロ野球選手の御霊を鎮めるために建立されたものです。そこに名前が刻まれている沢村栄治、景浦将などをはじめ、プロ野球選手になれずに戦死した嶋清一たち七名の野球人の輝かしくもあまりに短い野球人生、そして兵士としての壮烈な戦死にいたるまでの軌跡を「昭和十七年の夏 幻の甲子園」の著者、早坂隆さんが鮮やかに平成の今甦らせました。靖國神社に眠る彼らへの鎮魂歌でもあります。(ST)
商品情報
書名(カナ) センジョウニチッタヤキュウジンタチ
ページ数 224ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2014年05月30日
ISBN 978-4-16-390075-9
Cコード 0095

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