単行本
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毒々生物の奇妙な進化

クリスティー・ウィルコックス 垂水雄二訳

  • 定価:本体1,600円+税
  • 発売日:2017年02月16日
  • ジャンル:ノンフィクション
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作品紹介

猛毒種のDNAには、生命の歴史が詰まっていた!

◎本書に登場する愛おしくも恐ろしい奴ら◎

・カモノハシ:カワイイ姿のその蹴爪に猛毒を隠す。刺されると大量のモルヒネを
投与しても全く効かないほどの激痛に襲われる。
・サシハリアリ:アマゾンの部族では、大量のサシハリアリを入れた手袋に手を入
れて我慢する、という通過儀礼が今も存在する。部族以外では2、3秒で卒倒する。
・アンボイナガイ:美しい貝殻に見惚れて手に取ったら最後。モリのような歯でど
の毒ヘビよりも強力な毒を打ち込まれ、数分で命を落とす。
・エメラルドゴキブリバチ:人間には無毒だが、ゴキブリにとっては悪夢の存在。
脳に直接毒液を注入し、そのゴキブリをマインド・コントロールする。
・ヤママユガの幼虫:毛のように見えるトゲの1本1本に毒がある。刺されると傷口
や鼻・目の粘膜からの出血が止まらなくなる。

【目次】

■はじめに 世にも奇妙な毒々研究の世界

■第1章 猛毒生物の遺伝子に挑む
私はカモノハシに会うためオーストラリアを訪れた。可愛い彼らは、実は猛毒
種である。その毒液からはクモやヘビ、トカゲなど、さまざまな生物から切り
貼りされたような遺伝子が大量に見つかっている。それは何を意味するのか?

■第2章 最凶の殺戮者は誰だ?
海でクラゲに刺され、猛烈な痛みのなか意識を失った女性。なんとか一命をと
りとめた彼女はその後、毒クラゲの研究者になった。自分を襲った毒は何だっ
たのか。そして彼女が見つけ出したのは、赤血球を破裂させる猛毒成分だった。

■第3章 注射するのはヘビの毒
免疫を進化させ、毒ヘビを食べられるようになったマングース。では、同じ哺
乳類である人間も毒への耐性を獲得できるのか。それを解明すべく、26年間
にわたりヘビの毒を自分の体に注射しつづける男。その体に起きた異変とは?

■第4章 人生を変える「激痛」
昆虫学者のシュミットは「刺されると痛い昆虫」ランキングを作るため、アリ
やハチなど、78種に自ら刺された。その1位はサシハリアリで、ふつうは刺さ
れると数秒で卒倒するという。実物を見るため、私はアマゾンに向かった。

■第5章 人食いトカゲの島へ上陸
インドネシアのリンチャ島に生息するコモドオオトカゲ。毒で獲物を出血死さ
せる凶暴な彼らは、ときには人間さえも食べてしまうという。その小さな島に
上陸した私がまず目にしたのは、彼らに食べられた動物たちの頭骨だった。

■第6章 骨の髄まで食べつくす
あらゆる毒の中でも、私たちの体を壊死に至らしめる毒はもっとも残酷だとい
える。ドクイトグモに咬まれると、私たちの皮膚は青、赤、紫、黒と変色して
壊死する。その症状の「ロクソスセレス症」は、絶対にググってはいけない。

■第7章 そのとき食物連鎖が逆転した
美しい貝殻の内に、人を殺せるほどの猛毒を隠しもつイモガイ類。彼らはかつ
て、海の中では魚類に食べられる弱い存在だった。だが、身を守るために手に
した毒を進化させることで立場が逆転。魚類を食べる捕食者へと変身したのだ。

■第8章 恐怖のマインド・コントロール
エメラルドゴキブリバチは、獲物の心を操り、ゾンビ化させる特殊な毒をもっ
ている。毒を送り込まれたゴキブリは、幼虫の餌として進んで自らを差し出す
のだ。一方、人間の心を操る毒も存在し、闇市場では高額で売買されている。

■第9章 ミツバチの毒がHIVを殺す
生物が作りだす毒はどれも、製薬学にとっては宝の山である。2000年代以
降、その毒から新たな薬が発見されているのだ。糖尿病からアルツハイマー、
筋ジストロフィー、そして癌に至るまで、毒由来の特効薬が次々と現れている。

書評・インタビュー

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商品情報
書名(カナ) ドクドクセイブツノキミョウナシンカ
ページ数 280ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2017年02月15日
ISBN 978-4-16-390601-0
Cコード 0098

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