作品紹介

朝比奈あすかさんは群像新人文学賞を受賞して小説家デビューしましたが、純文学の枠にはまりきらない活躍を続けてきました。いつも現実社会の動きの中にテーマを見つけている作家であるといえるかもしれません。この「人間タワー」で描かれる組体操は小学校の運動会の花形であり、その危険性がマスコミを一時騒がせたことは記憶に新しいです。親、子供、教師などの複数の視点から幾何学のように描かれていますが、この人間タワーをめぐる動き、思いを描くことで、世界のあり方まで筆がおよぶのが朝比奈さんという作家の鋭敏さではないでしょうか。人間の負の面や不穏な空気を扱いながらも、いつも爽快さを失わないところがこの小説の稀有の魅力でしょう。

担当編集者より
朝比奈あすかさんは純文学作家としてデビューしましたが、その枠にはまりきれない多様さを備えた作家です。「人間タワー」は小学校の運動会で花形であり、一時その危険性ゆえさまざまに論議を生みました。その組体操をめぐり、いくつかの視点から、社会、人間のあり方に切り込みました。人間のネガティブな面も綿密に描きながら、ユーモアや爽快さを失わないのがこの作家の魅力でしょう。
商品情報
書名(カナ) ニンゲンタワー
ページ数 280ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 並製カバー装
初版奥付日 2017年10月20日
ISBN 978-4-16-390740-6
Cコード 0093

著者

朝比奈 あすか

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、http://www.bunshun.co.jp/feedback/ から各部門にお送りください。

感想を書く