作品紹介

見せてはいけない膨大な写真を、いま見る眼福

「不許可写真」は、一コマもののマンガである——検閲によって不許可の烙印を押された写真を読み解き、宣伝、情報の秘密を明らかにする

担当編集者より
見てはいけない、となれば見たくなる。これは人情というもの。見せてはならないと、「不許可」の印を凶々(まがまが)しくも押してあるのだから、ますます見たくなる。従軍カメラマンが撮り、軍の検閲でダメになった膨大な写真が新聞社には保存されている。兵士の死体は勿論、負傷した日本兵もいけない。武器の形、地形のわかるカット。裸の兵隊やダンサーの太腿も「不許可」。この呪われた写真の群れを眺めていると、戦前の日本人の奇怪なインテリジェンス感覚が見えてくる。ナチス・ドイツや中国の文革を「宣伝」という視点で分析した草森紳一氏が卓越した自由な精神で、不自由な時代の残像を読みといた、画期的な試みである。(HH)
商品情報
書名(カナ) フキョカシャシン
ページ数 168ページ
判型・造本・装丁 新書版
初版奥付日 2008年08月20日
ISBN 978-4-16-660652-8
Cコード 0295

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