作品紹介

「弟には城主を継がせるな。娘は武士に嫁がせるな」

常に死と向かい合うなか、予め書き置いた遺言。自らの死で部下を救えることを喜ぶものから、ひたすら息子のことを案じる秀吉まで

担当編集者より
いつ訪れるともしれない「死」と常に向きあうことを余儀なくされていた戦国時代の武将たちは、あらかじめ「遺言状」を用意していました。「死」は当然のことで、「生」を惜しむことは許されなかった彼らですが、実際には、「自らの切腹で部下たちを救えることは名誉なり」といった、武士らしい立派なものもあれば、武士に倦み、「弟には城主を継がせたくない。娘は武士でなく町人か医者に嫁がせるように」と本音を語るものまで、遺言状はさまざまでした。「ただ、ただ、息子・秀頼のことを頼む」エゴ丸出しの天下人・秀吉。ともに法衣をまといながらも、対照的な宗教観を見せる信玄と謙信。「当家の大功に較べれば、筑前一国は、相応の恩恵ではない」と不満たらたらの黒田長政。偉大なる父・元就と比較して、ひたすら自らの無才を嘆く毛利隆元。政争に巻き込まれ、無念の切腹を強いられた千利休……。個性的な遺言の数々に興趣は尽きません。(IS)
商品情報
書名(カナ) センゴクブショウノユイゴンジョウ
ページ数 192ページ
判型・造本・装丁 新書版
初版奥付日 2010年12月20日
ISBN 978-4-16-660787-7
Cコード 0221

著者

小澤 富夫

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