文春文庫

一〇〇年前の女の子

船曳由美

  • 定価:本体780円+税
  • 発売日:2016年07月08日
  • ジャンル:ノンフィクション
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作品紹介

「わたしにはおっ母さんがいなかった」

米寿を過ぎて、母テイが絞り出すように語り始めた――生後一か月で実母と引き離され、養女に出された辛い日々を。同時に、故郷をいろどった四季おりおりの行事や懐かしい人びとのことも。

新緑の茶摘み、赤いタスキの早乙女の田植え、家じゅうで取り組むおカイコ様。
お盆様にお月見、栗の山分け、コウシン様のおよばれのご馳走。
初風呂と鮒の甘露煮で迎えるお正月様。
農閑期の冨山のクスリ売りと寒紅売り、哀愁のごぜ唄。
春には雛祭りの哀しみがあり、遊郭での花見には華やかさがあった。

語る母、聴き取る娘。母と娘が描きあげた、100年をけなげに生きた少女の物語は、色鮮やかな歳時記ともなった。

2010年に刊行以後、さまざまな新聞・雑誌に書評が掲載され、NHKラジオ深夜便での、著者の「母を語る」も評判となった。多くの感動と共感を読んだ物語の待望の文庫化。
今回新たに、足利高等女学校の制服姿のテイや家族写真、また新渡戸稲造校長の女子経済専門学校での写真などを掲載。安野光雅のカバー画と挿画3点・解説は中島京子。

書評・インタビュー

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商品情報
書名(カナ) ヒャクネンマエノオンナノコ
ページ数 384ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2016年07月10日
ISBN 978-4-16-790663-4
Cコード 0195

著者

船曳 由美

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