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八咫烏シリーズはここから始まった――女子高生・志帆が、故郷の山奥で遭遇したものとは。ついに明らかになる異世界「山内」の秘密。
恋をして求め合う。その普遍的な欲求は、時にあたたかく、時にスリリングに日常を照らす。生きることの輝く半分は、ここにある――。
少年犯罪の加害者、被害者の母、加害者を崇拝する少女、その環の外に立つ女性作家…人々が交錯した時何が起こったのか。渾身の長編。
高度成長期の終わり、同日同病院で生まれた幼なじみの律と鈴愛。夢を抱え、バブル真っただ中の東京に出た二人を待ち受けるのは……。
ジョン・マンと出会い、小笠原から米大陸に渡った兄弟。ゴールドラッシュに沸くアメリカ西部で一獲千金を夢見る男たちの戦いが勃発!
「死にたか」と漏らす八十七歳の祖父の手助けを決意した健斗の意外な行動とは!? 新しい家族小説の誕生を告げた芥川賞受賞作。
稀代の侠客として名を馳せた次郎長。ご維新以降、旧幕、官軍入り乱れる清水で名士となった。その養女のけんの身も時代に翻弄される。
馴染みの飲み屋で各々盃を傾ける四人の男。そこに“押し込み強盗”に誘う謎の人物が――。サスペンスタッチの傑作長篇時代小説。
一九二〇年代、パリ。作家志望の英国青年が美貌の踊り子と米国人探偵と共に、呪いの宝石を狙って人気随一のキャバレーに乗り込むが。
膨大な山本周五郎の短編群から選びに選ばれた名品――「ちいさこべ」「法師川八景」「よじょう」「榎物語」「こんち午の日」「橋の下」「若き日の摂津守」等全九編。(沢木耕太郎)
空腹をなだめてくれるちくわの静かな狂気、盛岡で満たされるコッペパン。暮らしの中にも旅先にも美味しさたっぷり。文庫オリジナル。
混迷を極める世界情勢、その謎を解く鍵は歴史にあり。マルティン・ルターからトランプ大統領まで、世界の近現代史をこの一冊で制覇。
不倫、夜這い、のぞき、男色、獣姦…江戸びとの男女の性の実態を春画を通してやさしく解説。江戸時代のアダルトグッズや現代人にはできて江戸の人びとにはできなかった性技などを紹介する面白コラム。
町を覆った奇妙な濃霧。中に踏み入った者は「何か」に襲われる…映画化、TV化された名作「霧」他、初期短編からよりぬいた傑作選。
イエスは平和と愛を唱えた救世主ではなく、剣をとることも辞さない革命家だった――。イスラーム教徒が描いた「イエス」の実像とは。
零戦を設計した堀越二郎をモデルに、堀辰雄の小説にも着想を得て作られた。これを最後に宮崎駿が一度は引退発表した作品を読み解く。