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妻を殺された土久呂凶四郎は、不眠症に悩まされながらも夜専門の同心として夜な夜な町を巡回する。静かなはずの夜の江戸に蠢く者…。
〝でぶ軍鶏〟こと利次郎、朋輩の辰平、雑賀衆女忍びだった霧子。磐音の弟妹ともいうべき若者たちの青春の日々を描く書き下ろし新作。
平凡だが心優しい雪子の友人、薫は天才少女と呼ばれる。成長に従い、二人の価値観は次第に離れていき、決定的な対立が訪れるが……。
ゲバラの青春を描いた既刊二冊に続き、今回の主人公はカストロ。革命前夜のキューバにて父親のアンヘルと、フィデルの幼年期を活写。
月岡(新潟)、指宿(鹿児島)、化野(京都)、宿根木(佐渡)――邂逅と不在が綾なす漂泊の果てに、男が辿りついた場所とは。九篇からなる藤沢周の本格小説集。(姜尚中)
家族へ酷い仕打ちをする男の心の中を旅する青年・グンが見た驚愕の風景。人間の真実が姿を現す時――極限ロードノベル!
武家の妻女ふうの女が、名前も家もわからない状態で寺に保護されたが、すぐに姿を消した。女の正体、そして目的ははたして何なのか?
豊後関前藩の内紛終結に一役買った坂崎磐音。だが、故地に許婚の奈緒の姿はなかった。奈緒はいずこに。秋の西国、磐音は旅路を急ぐ。
穏やかな正月を迎えた江戸。大店の一家惨殺が判明し、磐音はまたしても騒動に巻き込まれる。一方、許婚の奈緒にも危険が迫り……。
牛肉弁当目当てに駅弁大会に突入、しかし買えたのはシウマイ弁当一個…内臓たちをどう説得するのか!? 好評「丸かじり」シリーズ。
樹木希林、ギャル曽根、宇能鴻一郎に堀江貴文ら二十九人が語る豊穣な食べ物の話には、人生も文化も家族もある。小説のような対話集。
俳優の夫との思い出を守り続ける老女、弟を想う働き者の姉たち、引きこもりの息子を案じる母…様々な家族の形と人生を描く随筆集。
『極夜行』で本屋大賞ノンフィクション賞&大佛次郎賞。最注目の探検家が、北極の、東京の、貧乏青春時代のトホホな日々を描きます。
戦後を代表する料理研究家・小林カツ代。「家庭料理のカリスマ」と称された天性の舌はどのように培われたのか。レシピ付き傑作評伝。
重圧や病気を抱えながら多難な時代を乗り越え、いつも人の心に寄り添い続けた渡辺和子の自叙伝。自身が綴った貴重な随想集も収録。
「万人に感じよく思われなくてもよい」「相手にとどめを刺さず、もて遊びなさい」――家族、結婚、仕事、老後、人生のバイブルに。
戦争は棄てましてん(9条)、しあわせってなんやろか?(13条)など。大阪大学“ベストティーチャー賞”受賞講義を書籍化。
日本の神話とギリシャ神話をモチーフにした作品からなる短編集。姉・天照大神への強烈な思慕を持て余すツキノオの苦悩と葛藤を描く。
米中貿易戦争を仕掛けた異色の大統領補佐官が説く、米中軍事衝突の可能性。トランプの対中戦略の狙いは、全てこの本から読み取れる。
かぐや姫の伝説をモチーフに、地球に生まれた女性の人生を描く。美しき姫の犯した罪と、それにくだされた罰とはなんだったのか。
なぜ「耳なし芳一」は耳を失ったのか。なぜ豊臣秀吉は朝鮮出兵で耳鼻削ぎを命じたのか。日本史上最も有名な〝残虐刑〟の真実に迫る。