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東京地検特捜部・冨永真一検事は、初の女性総理候補・越村みやび厚労相の、サービス付き高齢者向け住宅をめぐる疑獄を追うが――。
画商の妻子が殺され、自宅から持ち去られた絵が〝世界最速の美術館〟現美新幹線に展示された。絵に秘められた謎に十津川警部が挑む。
所有していた古い家に居座り死亡した原田宏香の知人を探してほしいという依頼を受けた葉村晶。宏香を連れ込んだ男も家出していた…。
四年前に起きた賭場荒しの事件。江戸から逃げた主犯の浪人が、どうやら江戸に戻ってきているらしい。浪人の目的とは果たして?
徳川の分家筋・高須に生まれた四兄弟はやがて尾張、一橋、会津、桑名を継いで維新と佐幕で対立する。歴史と家族の情が絡み合う物語。
同業者近江屋のあくどい噂が気になる清七。紀の字屋では藤兵衛の病が悪化、与一郎が実家へ戻ることが決まり悩みの種が絶えないが…。
井伊家再興の星として出世階段を駆け上る直政。命知らずの直政に振り回されながら傍で見守り続けた木俣守勝の目からその生涯を描く。
佐々木道場の後継を見据え、坂崎磐音は鰻割きを辞し、金兵衛長屋を引き払う。一抹の寂しさを胸に前へ進む磐音に、刺客が立ち塞がる。
関前藩の御用船で久々の帰国を果たした磐音。おこんとともに父母らの歓待を受けるが、藩内では物産所の利を巡って思惑が交錯し……。
休暇中の宇野警部と夕子が滞在する湖畔のホテルで、謎の殺人事件が勃発! どこから読んでも楽しめる「幽霊」シリーズ新装版第五巻。
大川に身投げをし謎の剣士に助けられた時、杉虎之助の波瀾の人生が幕開けた。幕末から明治へ、維新史の断面を見事に剔る長編。
それは不思議な夢か? それとも妄想か? あなたが今見ている世界は本物ですか…。十人の豪華執筆陣による奇譚小説アンソロジー。
二〇〇六年、ライブドア事件に絡み逮捕された風雲児が、ニッポン放送株取得の裏側や、投資家としての理念と思いを書き上げた半生記。
ネットが生活に欠かせない現代。人間本来の思考力と想像力を取り戻すために「書きことば」の力を今一度信じたい。人生を変える一冊!
「武士」はいかにして「朝廷」と決別し、日本の統治者となったのか。約五百年間続く武家政権の始まりを人気歴史学者がやさしく解説。
宮沢賢治や神谷美恵子の、悲しみや離別、孤独についての言葉を読み解き、深い癒しと示唆で日経新聞連載時から反響を呼んだ二十六編。
今年で七十回目を迎える紅白。昭和四十九年より九年連続で白組司会を務めた元NHKアナだから書ける舞台の裏側、とっておきの話。
人間は絶対孤独で、人と人が真に分かり合うことはない。だから考え続けよ。絶望から出発するのだ。混沌とした先行きを照らす箴言集。