作品
重い腰を上げ、愛猫のためにスマホを購入した著者。待っていたのは、“便利だけど不便”な世界だった。共感満載の奮闘エッセイ。
元AV女優にして東大大学院修了の作家・鈴木涼美の、衝撃的デビュー中編。夜の街に立ち込める「死」を描き切る新世代の日本文学。
突然“動くものが見えなくなる”という異変に襲われた遊牧の民。定住を迫られる中、伝統的な芝居「生き絵」の運命は――。
日本を日中戦争の泥沼に引きずり込んだ石原莞爾。太平洋戦争の口火を切った山本五十六。旧軍のエリートたちの失敗の本質に迫る。
「ブータン」は中学の同級生。アラフォーの彼女は、出会った人たちに幸せを運んでくれる。せつなさに胸が熱くなる女ともだちの物語。
結婚というタフなビジネスから、「不真面目な」ヒロイン映画の系譜、男たちのデス・ロードまで。閉塞する社会に風穴をあける批評集。
父を殺した民間諜報会社ブラックブリッジに挑むコルターの復讐戦。知略を駆使したインテリジェント・スリラーの真骨頂。三部作完結。
貧困、基地、軍用地主……「沖縄の暗部」に踏み込み、知られざる本当の沖縄の姿をフィクションで抉り出す問題作!
俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話にあの人との逸話まで――ガンになったことを契機に縦横無尽に綴った仰天エッセイ!
十七世名人にして詰将棋の名手・谷川浩司九段による九~十九手詰の傑作短篇の数々。脳が汗をかくほど、「深く読む力」を鍛える。
2021年に惜しくも死去された池尾和人慶應義塾大学名誉教授の最終講義および柳澤伯夫・白川方明両氏ほか五十人の寄稿を収録。
松井まどか、高校2年生。優しさと気遣いの定型句に苛立ち、肉体から言葉を絞り出そうともがく魂を描く、圧巻のデビュー作。
コロナ禍とウクライナ危機を通じて、私たち日本人が突きつけられた現実とは、自国を自分で守れない国は生き残れないということだ。
ミッションは少子高齢化で存続の危機にある崖っぷちの村を再生すること。「地方創生」の旗手が明かす、ローカルビジネスのつくり方!
「映画館は僕にとって日常からの逃避であり、道場でもある」。78本の映画を軽妙なエッセイと絶妙な似顔絵が楽しすぎる漫画で紹介。
偽計により解任されたCEOは逆転をかけ立ち上がる。しかし会社側も次々と策を繰り出し…徹底取材で描く傑作経済ノンフィクション。
現実こそ正義。好きな言葉は「原価いくら?」の私は、カルト商法を始めようと誘われ――。信じることの危うさと切実さをめぐる8篇。
人間がこれほど並外れた種となった歴史。そこには生物進化を超えた文化進化があった。かつてない切り口で新鮮な驚きを与える人類史。
宇野と夕子が訪れた温泉地では町中に監視カメラが。防犯のための施策が、新たな悲劇を生んでしまう……。人気シリーズ第二十九弾。
2017~21年に平成・令和の〝旬〟な経営者95名を撮り下ろした写真集。各氏直筆の座右の銘とともに、若者たちへのメッセージも
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