作品
黒蟹は日本のどこにでもある、地味な県だ。そこで紡がれる人々の営みを、土地を描くことに定評のある著者が巧みに浮かび上がらせる。
風に吹かれて、お江戸市中を闊歩する快男児・馬之介。恋あり、椿事あり、事件あり。痛快無比の時代小説集!
松永貞徳や松尾芭蕉に連なる十一世「花本」の称号を継ぎ、大垣藩士から俳人に転じた足跡と思想を、豊富な資料から探る評論エッセイ。
今は京都で町医者として働く、かつて将来を嘱望された雄町哲郎。誇りと希望を忘れず奮闘する医師が「幸せ」の正体に挑む感動の物語。
デリーの不正入試コンサルが巻き込まれた誘拐事件。僕らは極限の格差社会を生き抜けるのか。今もっとも熱いインドミステリの傑作。
文芸誌で連載された足掛け7年に渡るエッセイを一挙収録。東京の片隅から世界へ、無限に広がっていく柴田聡子ワールド!
「手を動かす前に理解に時間をかける」「準備も持ち帰りもやめる」「脳を酷使しない」……圧倒的な生産性を生む最前線のスキルとは?
ものの持ちすぎ、家事のしすぎ、情報の見すぎを見直して作った余白時間を、心が喜ぶ時間にする。毎日を充実させるマキ流「時産」術。
定時制高校の科学部に集った、年齢も経歴もバラバラの生徒たち。彼らが始めた「クレーター再現実験」とは? 胸躍る青春小説の傑作。
離婚届を置いて失踪した妻、育ての親の遺品から発見された銃弾、28年前の未解決事件。平穏な生活が一変する秘密と嘘。
競馬バーを営む葵はパドックで見た牡馬に一目ぼれする。だが引退が決まり、葵は自ら馬主となって彼を生き永らえさせようとするが…。
明治に始まる日本文化の変動期を生きた安民と千代、鐡を溶かして文字に流し込んだその人生を著者が遺品から読み解いた評伝。
「おいしいごはんが食べられますように」に続き高瀬氏が描くのは、作家デビュー後の不安、そして彼女の身に起こる不可思議な出来事。
コロナ禍の大変な時期にお笑い専門劇場を作った著者が芸人たちとの交流を織り交ぜながらどんな仕事にも役立つ楽しい仕事術を大公開!
闘病による執筆休止を経て掲載されSNSでも話題となった「梅道人」「殺生石」を含む8編を収録。大人気「陰陽師」シリーズ最新刊!
小蔵屋が映画の撮影地候補となり、さらにお草は監督本人から人探しを依頼される。持ち前の行動力でその謎の人物に迫るが……。
子どもの頃に見た映画の衝撃を忘れられず、少年は故郷を飛び出し、東京へ。そこで出会った恋、友人、様々な試練。青春の光と影。
「泣くなよ、男だろ」は正しいのか? スサノヲをはじめとした古典に見える「泣く男」の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫る!
メタボに科学的根拠はない。小太りの人が結局長生きする。これまでの健康常識を覆す「肥満パラドックス」のすべてがわかる!
逃亡する天才エンジニアを追う暴力のプロ2組。彼らより先に彼女を発見・救出せよ。全ての予測を裏切るショウ・シリーズ最高傑作。
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