作品
パナマ文書と闇社会、日本の「聖地」で発生した事件。からまる糸が一筋になったとき青山望ら公安警察は「国家の敵」とどう対峙する。
故郷に戻り、深夜バスの運転手として二人の子供を育ててきた利一。ある夜、乗客に別れた妻の姿が――。家族の再出発を描く感動長篇。
持ち込まれる依頼がすべて順調に解決する真夏の日。不運な女探偵にも遂に運が向いてきたのだろうか? 葉村晶はある疑問を抱く――。
八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」。だが家には子供全員が揃っていた。誘拐されたのは誰? 表題作など八篇。
ついにドラマ開始、主演は生瀬勝久さん。原作も負けてはいません。今回の舞台は下町のやくざ事務所。そこにまた“あの男”が現れた!
この地獄を抜け出し、故郷・日本に帰る――両親を惨殺された清美。その不屈の戦いを描いて『音もなく少女は』を想起させる傑作。
娘を殺された作家は、無罪になった犯人への復讐を計画していた。人間の生死を判定する〝死神〟の千葉は、彼と共に犯人を追うが――。
カメラマンの喜多川は、自ら撮影した写真を手に、来し方を振り返る。そこには、野心、矜持、嫉妬――男の人生が写し出されていた。
遊園地でアルバイトを始めた大学生のぼくは、幽霊屋敷に出没する殺人鬼と対決する……もう戻れない青春時代を美しく描く巨匠の新作。
ジャングルの動物に育てられた少年モーグリの冒険譚。映画化も進行中の、ノーベル文学賞作家の不朽の名作がみずみずしい新訳で蘇る。
結婚相談所の男と、結婚した老齢の相手と死別を繰り返す女につきまとう黒い疑惑。世間を驚愕させた恐るべき後妻業を描く超問題作!
八咫烏の世界に、危険な薬の被害が続出。その行方を追って旅に出た若宮と雪哉の前に出現したのは人を喰らい尽くす大猿だった……!
自衛隊戦闘機TF‐1が二度にわたり墜落。機体を製造した四星工業の技術者・沢本由佳は事故原因に疑問を抱き、独自に調査を始める。
「さるかに合戦」「花咲じいさん」など誰もが知る昔話が、手練れの作家の手にかかれば大人も楽しめるエンタテインメントに大変身!
殺人を犯した男・本田と、本田を助ける謎の女。事件の背後には熾烈な企業間戦争が……。終着駅を舞台に、十津川警部の推理が冴える。
超能力が事業認定された日本で、能力も見た目も凸凹な所員たちが、浮気調査や人探しなど悩み解決に奔走。笑いとほろ苦の連作短編集。
謎の存在「金色様」を巡って起こる不思議な禍事の連鎖。人間の善悪を問うネオ江戸ファンタジー。第67回日本推理作家協会賞受賞作。
金になることなら何にでも手を出し、数億の財産を貯め込んだ矢坂。彼が死病に倒れたとき、財産を狙う者が次々と病室を訪れる――!
「フルーツパーラーにない果物はなんでしょう」その質問をきっかけに、四人の女性は自分の恋愛を振り返る。甘酸っぱい連作短編集。
杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。実は、それが本当の謎の始まりだった――。『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。