作品
女房のお寿ずを亡くす悲劇に見舞われた麻之助は、幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の絶妙な助けもあり、少しずつ回復してゆく。
妻を亡くした悲しみが癒えぬ麻之助に対し縁談がひきもきらない色男の清十郎。思わぬ事件に巻き込まれながら清十郎も年貢を納める?!
殺された妻の事が原因で不眠症になった凶四郎。根岸の配慮で夜回り専門の同心に。夜の江戸は凶四郎を魅了する。江戸の闇は深い。
ベストセラー『口語訳古事記』の著者が、さらにわかりやすく解説した古事記入門書の決定版。この一冊で古事記神話のすべてがわかる。
大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復し、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の明治篇七巻目、最新作。
ひどい嵐の夜、酒問屋に押し込み強盗が入った。男は「闇の平蔵」と名乗り役人を成敗処罰すると公言した。この男は一体何者なのか…。
鉄砲洲に現れた質の悪い男。その顔に清兵衛は、若い日々の因縁を思い起こす。やがて、地廻りの権造が殺されていたことが分かり……。
町会所から千両箱が消えた! 前代未聞の事件は幕閣の醜聞に発展する。殺される証人、予測不能な展開。狡猾な事件の黒幕に迫れるか。
日本橋の薬種問屋に盗賊が入った。被害は千二百両ほど。翌朝その盗賊たちが遺体で発見された。一体何が起きたのか? 鬼彦組が動く。
韋駄天揃いの凶賊「葵蜥蜴」の尻尾は容易くは掴めない。〝しノ字〟小平太の命で敵の虎穴に潜る火盗改の伊刈運四郎に、危機が迫る!
元は風烈廻りの与力で、理由あって隠居生活に入った清兵衛。若い侍が斬られる現場に出くわし、遺された友の手助けに乗り出すが……。
武田の家臣であった御宿勘兵衛は、仕える武将が皆滅ぶ。曰く依田信蕃、佐々成政、北条氏政、結城秀康、最後に仕えしは豊臣秀頼!
妻を殺された土久呂凶四郎は、不眠症に悩まされながらも夜専門の同心として夜な夜な町を巡回する。静かなはずの夜の江戸に蠢く者…。
武家の妻女ふうの女が、名前も家もわからない状態で寺に保護されたが、すぐに姿を消した。女の正体、そして目的ははたして何なのか?
金蔵の金のほんの一部を盗み招き猫の絵を貼っていく福猫小僧。被害にあった店はその後繁盛するというが、ある日殺しのあった店が…。
休業中にお伊勢まいりに参加した「かわせみ」の面々。東海道から伊勢路へと、慣れぬ旅を続けるが、道中で次々と怪事件が起こる。
歴史に名を刻んだ剣豪、現代に生きる伝説的な武人。その壮絶な技と人生を通じて、日本人の武とは何かを考える、著者最後となる一冊。
歴史を動かす日本人、国を滅ぼす日本人とは? 戦国武将から戦前エリートができるまで、古文書から武士と官僚の歴史をまるごと解説。
同心の妻が上野の出会い茶屋で何者かに惨殺された。以来土久呂凶四郎は不眠症に。みかねた奉行の根岸は彼を夜専門の同心に任命。
絢爛豪華な安土桃山文化の主座をしめていた茶の湯。その文化を創出した千利休と現世の支配者となった豊臣秀吉との相克の裏を描く。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。