作品
結婚が政略であり、嫁入りが人質と同じだった戦国時代。各々の方法で城を守ろうと闘った女たちがいた――四人の運命を描く中編集。
三国時代の呉を舞台に、博奕の力・イーリーを持った男と、不思議な呪術で甦った三国志の英雄たちが奇想天外なギャンブル対決をする。
大工と夫婦約束をしていた仲居が己の痕跡を何も残さず姿を消した。太市は大工とともに女の行方を追い、ようやく見つけたと思えたが。
かわせみシリーズの傑作「矢大臣殺し」はクリスティへのオマージュか? 書評家・大矢博子がミステリを切り口にかわせみ作品を厳選。
明智光秀は山崎の戦いで討ち死にはせず生き延び身分を替えて家康の側近として暗躍し、豊臣を滅ぼし天下奪取を実現させたのであった。
北町奉行所同心の小者を務める髪結い職人の伊三次を主人公に、オール讀物新人賞受賞以来、二十年近く著者が書き続けた人気作最終話。
「鬼平」誕生五十年を記念し、七人の人気作家が「鬼平」に新たな命を吹き込んだ作品集。本家・池波も「瓶割り小僧」で特別参加。
明治十年代半ば。銀座煉瓦街で一人の馭者が何者かに狙撃され「青い眼の子」との言葉を遺し死んだ。この意味するものは何なのか?
火盗改の伊刈運四郎ら「しノ字組」は、極悪非道の「因幡小僧」一味に翻弄される。次々と襲われる大店。仲間内に内通者がいるのか!?
大店に賊が押し入り番頭が殺され、大金が盗まれた。中から厳重に戸締りされていて、一体どうやって忍び込んだのか! 奴らは何者か?
呉服屋の隠居が孫を騙る一味に金をだまし取られた。どうやら年寄り相手に騙りを働く坊主がいるらしい。久蔵たちは一味を追い詰める!
その屍骸は口から鯖の尾鰭が飛び出ていた――。曲者揃いの火盗改「しノ字組」の同輩とともに、若き新参同心伊刈運四郎が江戸を奔る!
争いが続く朝鮮半島と倭国の平和を願う聖徳太子の遣隋使計画。国内外の妨害工作に悩まされながら、若き巫女が起こした奇跡とは――。
父との対面を果たすため九郎は仲間たちと京に向かうが、九郎の存在を厭う父の命を受けた風魔衆が一行に襲いかかる。鬼九郎の運命は?
沈没した[イ33号]。引揚げ作業中の艦内から、生けるが如き十三の遺体が発見された。証言を基にした衝撃の戦史小説。
孫娘を妾にと言われた祖父の意地「野分」、流産で子を持てない夫婦の哀しみ「並木河岸」、主君と幼友達の歳月「桑の木物語」等九編。
「町奉行所の役人は、お奉行の為に働いているんじゃねえ、江戸八百八町で真面目に暮らしている庶民の為に働いているんだ。違うかい」 大人気シリーズ全30巻を、合本としてまとめました。
「三国志」を著した陳寿は、諸葛孔明に罰せられた罪人の息子だった――。三国時代を生きた、梟雄、学者、女性詩人など十二人の生涯。
去った女、逝った妻……瞼に浮かぶ、獰猛なまでに美しい女たちの面影はいまなお男を惑わせる。江戸の町に乱れ咲く、男と女の性と業。
ジョン・マンと出会い、小笠原から米大陸に渡った兄弟。ゴールドラッシュに沸くアメリカ西部で一獲千金を夢見る男たちの戦いが勃発!
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。