作品
稀代の侠客として名を馳せた次郎長。ご維新以降、旧幕、官軍入り乱れる清水で名士となった。その養女のけんの身も時代に翻弄される。
膨大な山本周五郎の短編群から選びに選ばれた名品――「ちいさこべ」「法師川八景」「榎物語」「こんち午の日」「橋の下」等九編。
剣豪は、やがて剣を使わぬ境地へとたどり着いた…。無敗の男・卜伝の伝説はいかに作られたのか。「耳袋秘帖」の著者が描く剣豪小説。
〝剃刀〟の異名を持つ南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵。長男・大助を従えて許せぬ悪に立ち向かう。シリーズ待望の第二幕スタート!
父が飛驒で何者かに襲われ消息を絶った。清七は切り絵図屋を仲間に託し、背後の不正を暴くべく父を探す旅に出る。大好評シリーズ!
膨大な山本周五郎の短編群の中から選びに選ばれた名品――「あだこ」「晩秋」「菊千代抄」「ちゃん」「松の花」「おさん」等全九篇。
賊に襲われ殺された材木問屋の主人に残された傷跡は鬼彦組の面々が未だ経験のないものだった。かつてない難敵が奉行所に襲いかかる!
滅亡に傾いてゆこうとする商王朝を支え続けた箕子の姿を通し、名君・暴君・忠臣・佞臣入り乱れる古代中国を雄渾に描いたデビュー作。
惜しまれつつ急逝した著者最後の文庫本。信長の着想力も、秀吉の魅力もない家康が何故天下人になりえたのか、その謎に挑んだ意欲作。
2作目は短編集『幕末』から竜馬暗殺に端を発した天満屋事件を描く「花屋町の襲撃」。
長崎・出島のカピタンの定宿長崎屋では、宿泊するものがいないのに不穏な様子。一体何が起きているのか? 根岸の名推理が冴える。
本物の殿様にして若年寄に。出世をしても相変わらず江戸のそこつ長屋に出入りする寅右衛門どのが幕政改革のため最後の(?)大活躍!
婚礼の日の朝、千春の頬を伝う涙の理由を兄・麻太郎は摑みかねていた。「かわせみ」の若者たちに訪れた転機と事件を描く全五篇収録。
幕府の軍事顧問だったフランス軍人ブリュネは、日本人の士道=エスプリに感じ入り、母国の方針に反旗を翻して戊辰戦争に身を投じる。
「鬼平 決定版」シリーズ最終巻。未完の表題作ほか「女密偵女賊」「ふたり五郎蔵」の全三篇。「平蔵の好きな食べもの屋」特別収録。
戦国時代に起きた、島津義弘、織田信長、真田昌幸など想定外、七つのストーリーを歴史小説界気鋭の作家たちが描く傑作短編集。
江戸に連続する「手首斬り」殺人。同心・平四郎が犯人に狙われている? 案じた飼い猫のまるがとった策とは――人気シリーズ最終巻。
平蔵のみならず、その周囲の者たちの命が次々に狙われる。生涯一の難事件ともいえる事態に、平蔵は追い詰められる。渾身の長篇!
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