作品
恋人を失い自堕落だった瓢六だが、弥左衛門、お奈緒らと、水野忠邦と鳥居耀蔵の文化人取締りに立ち向かう。人気シリーズ第五弾。
牢屋敷に捕らわれの身の色男・瓢六と、無骨な同心・篠崎弥左衛門が、難事件を次々に解決する痛快時代小説!シリーズ全5冊がこの1冊に。
伊月と静門院が結ばれ、圭寿とお吉も――。いよいよ藩の復興事業に着手する。一足先に田鶴へ戻った燦が口にした頼み事とは?
夫に先立たれた女の胸に去来するのはむかし言い交した男の顔。表題作など晩年に発表した時代小説五篇と幻の直木賞受賞第一作を収録。
南町奉行所同心、「猫まんじゅう」とのあだ名をもつ文吾は幼馴染の静馬に再会する。静馬には何か秘密があるようで……。
旗本の光一郎は、友が盛岡・弘前両藩の確執に絡み、不穏な計画を立てていることを知る。主への忠義と己の信義を貫く武士の姿を描く。
梟助が鏡磨ぎに訪ねた医者宅で、隣家に入った泥坊の噂を聞き、落語に出て来る間抜けな泥坊に話は広がり――切なくも可笑しい六篇。
神々の逢瀬に歯噛みする猿、秋に桜を咲かせる木、蝶に変わる財物――京の不思議がつぎつぎに晴明と博雅をおとなう大人気シリーズ。
品川、目黒、そして銀座。「大耳」こと南町奉行根岸肥前守の名推理が光る「恋の三部作」は遂に大詰め! 殺人事件シリーズ第20弾。
かつて久蔵が斬った男の妻と娘。質素ながら幸せそうに暮らす二人の様子を窺う怪しい男に気づいた和馬は、久蔵に願って調べを始める。
剣の腕は確か、上司の信頼も厚いのに「大事なのは家族」と言い切るマイホーム侍・徳右衛門。彼に人斬りの嫌疑が。危うし、徳右衛門!
仇討に出た男の帰りを待つ遊女、夫に自害された妻の選ぶ道、若き日に愛した娘との約束のため位を追われる男――傑作時代小説中篇集。
信長の大いなる夢にインスパイアされた家臣たち。毛利新助、原田直政、荒木村重、津田信澄、黒人の彌介。峻烈な生と死を描く短編集。
殺し屋・月影を追う北町奉行所。事件の鍵を握る記憶喪失の少女が思い出したのはただ一つ、おとっつぁんは歌麿!? 表題作など三編。
鬼彦組同心の御用聞きが続けて襲撃された。同心の利根崎も探索中に襲われて負傷……鬼彦組の最大の危機! 人気シリーズ第10弾。
宇江佐真理氏がデビュー以来書き続け多くのファンを獲得してきた「伊三次シリーズ」最終巻。文庫書下ろしの「月は誰のもの」も収録。
きな臭い幕末の京都で、古道具屋を守る夫婦愛は今日も明日も変わらない。著者が最も愛着を抱いていたシリーズ、第四弾にして最終巻。
叔父の善次郎が神田で古着屋「更紗屋」を始めることになり、希望に胸を膨らませるおりん。ところが、思いがけない災難が振りかかる。
侍がいやになり、故郷を捨てて京で医者修行中の英俊。戦乱の世に翻弄されながら、彼は果たして“慈仁”の境地に辿り着けるのか。
伊三次の息子、伊与太が秘かに想う幼馴染みの茜。だが彼女の奉公先、松前藩の若君も茜に好意を持ち始めていた。人気シリーズ12巻。
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